ゴムタイムス社 20年6月プラスチック製品輸出 数量・金額ともに減少 2020年8月24日 11時 日本プラスチック工業連盟がまとめた6月のプラスチック製品輸出状況によると、数量は前年同月比15・9%減で6万1080トンとなり、11ヵ月連続の減少となった。 浴槽・洗面台・その他のサニタリー用品が増加したものの、それ以外の項目は減少となった。 金額は同14・0%減で1082億円となった。
ゴムタイムス社 20年6月プラスチック原材料輸出 数量・金額ともに減少 2020年8月24日 11時 日本プラスチック工業連盟がまとめた6月のプラスチック原材料輸出状況によると、数量は前年同月比1・9%減の33万7498トンで5ヵ月連続の減少となった。 内訳は、熱硬化性樹脂が2万4621トン、熱可塑性樹脂が30万696トンで、熱硬化性樹脂は前年同月比を下回り、熱可塑性樹脂は前年同月比を上回った。 ……
ゴムタイムス社 20年6月プラスチック製品輸入 数量は15・9%増で18万9千t 2020年8月24日 11時 日本プラスチック工業連盟がまとめた6月の製品輸入状況によると、数量は前年同月比15・9%増で18万9787トンとなり、
ゴムタイムス社 20年6月プラスチック原材料輸入 数量は9ヵ月連続減少 2020年8月24日 11時 日本プラスチック工業連盟がまとめた6月のプラスチック原材料輸入状況によると、数量は前年同月比4・1%減の23万6172トンで9カ月連続の減少となった。内訳は、熱硬化性樹脂が同7・3%減で1万3206
ゴムタイムス社 エチレン-プロピレンゴム(EPR、EPDM)|合成ゴム 2020年8月24日 7時 【開発経緯概略】 エチレン-プロピレンゴム(EPR、EPDM)は、エチレンとプロピレンをZiegler-Natta系触媒でランダム共重合したものである。エチレンとプロピレンの配合比、ポリマーの分子量に応じ、バター状から硬質ゴム状の種々の性状をした共重合体が得られるが、このうちエチレン含有量が30~70%、ジエン類が5~10%を……
ゴムタイムス社 ブタジエンゴム(BR)|合成ゴム 2020年8月24日 7時 【開発経緯概略】 ブタジエンをハロゲン化チタンとアルミニウムトリアルキルなどを重合触媒として得られるゴム状重合体をいう。 重合方法としては、乳化重合と溶液重合があるが、乳化重合ポリブタジエンは加工性に劣る。ブタジエンの重合体には、シス-1,4-、トランス-1,4-、および1,2-の三種の構造が存在する。ブタジエン……
ゴムタイムス社 アクリロニトリル生産能力 19年末で51万7000t 2020年8月23日 8時 経済産業省は、昨年12月末時点のアクリロニトリル各社の生産能力をとりまとめて発表した。 それによると、昨年12月末時点のアクリロニトリルの生産能力は合計で51万7000tとなり、前年より1000tの増加となっている。 各社の生産能力は、旭化成が20万tで首位。次いで三菱ケミカルの19万6000t、住友化……
ゴムタイムス社 ハイスチレンゴム|合成ゴム 2020年8月23日 7時 【開発経緯概略】 ハイスチレンゴムは、スチレンの共重合比が大きいゴムを示すが、一般的にはハイスチレン樹脂とSBRの混合物で、平均スチレン含有量が50~70%のものである。樹脂成分の組成はスチレン成分が80%以上である。スチレンの平均含有量が同一でも、単純な共重合体のハイスチレンゴムとは特性が異なる。 【性質、……
ゴムタイムス社 溶液重合SBR|合成ゴム 2020年8月23日 7時 【開発経緯概略】 溶液重合SBRはブタジエンとスチレンとを有機リチウム触媒を用いた溶液アニオン重合により製造される。アニオン重合では、リビング重合によってミクロ構造や分子配列が制御されたブロック共重合体をつくることもできる。重合法によりスチレンの結合量、スチレンの連鎖形式(ブロック型、ランダム型、対称……
ゴムタイムス社 MMAモノマー生産能力 19年末で54万7000t 2020年8月22日 10時 経済産業省は、昨年12月末時点のMMAモノマー各社の生産能力をとりまとめて発表した。 それによると、昨年12月末時点のMMAモノマーの生産能力は合計で54万7000tとなり、前年と同一となっている。 各社の生産能力は、三菱ケミカルが21万7000tで首位。次いで旭化成の10万t、住友化学の7万2000t……
ゴムタイムス社 乳化重合スチレン-ブタジエンゴム(SBR)|合成ゴム 2020年8月22日 7時 【開発経緯概略】 スチレン-ブタジエンゴム(SBR)は代表的な合成ゴムで、合成ゴムの中でもっとも多く使用されている。SBRは主としてブタジエンとスチレン(50%以下)のラジカル共重合により得られ、乳化重合により製造される。 SBRでは、結合スチレン量が20~25%のものは天然ゴムと同様な用途に用いられ、加硫することに……
ゴムタイムス社 イソプレンゴム(IR)|合成ゴム 2020年8月22日 7時 【開発経緯概略】 イソプレンをZiegler触媒またはリチウム触媒を用いて重合することにより得られるシス1,4-ポリイソプレン構造を有する合成ゴムである。天然ゴムに極めて類似した分子構造を有するため、基本的な性質は天然ゴムに近く、加工性が天然ゴムよりも短時間で素練りができるものである。シス含有量のもっとも高い……
ゴムタイムス社 20年6月のエチレン換算輸出入 輸出・輸入ともに増加 2020年8月21日 17時 経済産業省がまとめた6月のエチレン換算輸出入実績によると、輸出は19万6800tで前年比8・9%増で5ヵ月ぶりに増加に転じた。 輸入は
ゴムタイムス社 廃プラリサイクル事業に着手 NEDO、循環型社会に貢献 2020年8月21日 11時 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8月18日、廃プラスチックを適正に処理し、資源として循環させるための革新的なプロセス技術開発事業に着手すると発表した。 同事業は、廃プラスチックについて、①最適な処理方法に振り分けるための選別技術、②元のプラスチック材料と遜色ない材料に再生する技術、③……
ゴムタイムス社 ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPC)|その他プラスチック 2020年8月21日 7時 【開発経緯概略】 TPCは、ハードドセグメントに高融点で高結晶性の芳香族ポリエステルを、ソフトセグメントにTgが-70℃以下の非晶性ポリエーテルを使用したマルチブロック共重合体である。 【性質、加工、その特徴】 ① ポリエステルの強靭な性質を有する。 ② 耐熱性が高く、低温特性も良好である。 ③ 耐荷重性が大きく強……
ゴムタイムス社 ポリイミド(PI)|熱硬化性樹脂 2020年8月21日 7時 【開発経緯概略】 主鎖にイミド結合を有するもっとも耐熱性の優れたプラスチックの一つである。1964年にアメリカのデュポン社により開発された。 非熱可塑型ポリイミドは、反応形態により、縮合タイプ(縮合反応)と付加タイプ(付加反応)があり、ビスマレイミドや芳香族イミドを反応原料とした樹脂が多用されている。熱……
ゴムタイムス社 ウレタン樹脂|熱硬化性樹脂 2020年8月20日 7時 【開発経緯概略】 ウレタン結合を有する高分子化合物で、主にジイソシアネートとポリオール(活性水素結合物)との重付加反応によって得られる。1930年代後半にドイツのバイヤー社が開発した。ジイソシアネート類・ポリオール類の種類と組み合わせによりフォーム・エラストマー・塗料・接着剤・弾性繊維・合成皮革などの……
ゴムタイムス社 シリコーン樹脂(SI)|熱硬化性樹脂 2020年8月20日 7時 【開発経緯概略】 シロキサン結合(Si-O-Si)に有機のメチル基やフェニル基などが同一分子内に存在している化学物質で、無機物の性質と有機物の性質を併せ持つ熱硬化性樹脂である。1940年代にアメリカのGE社で発明された。三次元網目構造は触媒(過酸化物など)や空気中の水分、熱水との触媒などにより得られる。シロキサ……
ゴムタイムス社 日本触媒人事 (8月10日付) 2020年8月19日 14時 ◇日本触媒 〈人事異動〉 (8月10日付) ▽シラス社長を解く、執行役員、事業創出部門管掌補佐、健康・医療事業開発室担当、マロネート事業室担当、化粧品事業室担当=金井田健太 ▽シラス社長=ロバート・グッドナイト
ゴムタイムス社 ジアリルフタレート樹脂(DAP)|熱硬化性樹脂 2020年8月19日 7時 【開発経緯概略】 ジアリルフタレート樹脂はオルソ、イソ、テレフタル酸とアリルアルコールを塊状重合で20~30%程度重合したところで重合を停止させてプレポリマー(DAP、DAIP、DATPの3種類)を作る。反応は付加重合であるので、フェノール樹脂などとは異なり、水、アルデヒド、アンモニアなどの発生はない。これに強化材……
ゴムタイムス社 エポキシ樹脂(EP)|熱硬化性樹脂 2020年8月19日 7時 【開発経緯概略】 エポキシ樹脂は分子内にエポキシ基を2個以上持つ化合物の総称で、ビスフェノール類多価アルコールやノボラックなどとエピクロルヒドリンとの縮重合体ポリオレフィンなどを酸化し、エポキシ基を導入したものがある。工業的にもっとも多く使用されているのは、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの縮……
ゴムタイムス社 ジシクロペンタジエン樹脂(DCPD)|熱硬化性樹脂 2020年8月18日 7時 【開発経緯概略】 ジシクロペンタジエン樹脂(DCPD)は、シクロペンタジエンを高温無触媒で熱重合して製造する。この場合、スチレンやC4~C5の共役ジエン、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、無水マレイン酸、フェノールなどの種々のモノマーとの共重合が可能である。また、DCPD樹脂のもつ二重結合を完全に水素添加すると……
ゴムタイムス社 キシレン樹脂|熱硬化性樹脂 2020年8月18日 7時 【開発経緯概略】 m-キシレンとホルムアルデヒドから得られる100%キシレン樹脂(淡黄色、水飴状)と、他の芳香族炭化水素とともにホルムアルデヒドとを縮合によって得られる変性樹脂(液状、塊状、粉状など)がある。多くのマトリックス樹脂に対して基本性能の改質用に反応性原料またはブレンド剤として活躍している。 【……
ゴムタイムス社 20年6月のPC・硬質塩化ビニル平板・波板出荷実績 PC平板は前年比52%増 2020年8月17日 12時 日本プラスチック板協会がまとめた6月のポリカーボネート(PC)・硬質塩化ビニル平板・波板出荷実績は、硬質塩化ビニルの出荷量(国内・輸出)合計は、平板が1360tで前年同月比52%増、波板542tで同20%増となった。 一方、ポリカーボネートの出荷量は平板が1372t
ゴムタイムス社 20年6月のPOフィルム出荷状況 合計は5・6%の減少 2020年8月17日 12時 日本ポリオレフィンフィルム工業組合のまとめによると、6月のポリオレフィン系インフレーションフィルム(POF)は3万6913tで前年同月比5・6%減少となり6ヵ月連続で減少した。 低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムは、2万2433tで同6・2%減となり2ヵ月連続で減少した。 高密度ポリエチレ……
ゴムタイムス社 メラミン樹脂(MF)|熱硬化性樹脂 2020年8月17日 7時 【開発経緯概略】 メラミン樹脂はメラミンとホルムアルデヒドの反応によって生じたメチロールメラミンの縮重合により生成する。メラミン樹脂は1930年代にスイスのCibaが発明した。 pH8~10の弱いアルカリ性でメラミンとホルムアルデヒドを反応させると、メチロール化され、まず、メチロールメラミンが生成する。メラミン1……
ゴムタイムス社 不飽和ポリエステル樹脂(UP)|熱硬化性樹脂 2020年8月17日 7時 【開発経緯概略】 無水マレイン酸のような不飽和二塩基酸および無水フタル酸のような飽和二塩基酸とグリコールの縮合反応により得られるポリエステルを、スチレンやメタクリル酸メチルなどの架橋用ビニルモノマーに溶解した熱硬化性樹脂である。これに硬化剤である有機過酸化物および必要に応じ促進剤である金属石鹸を添……
ゴムタイムス社 エチレンオキサイド生産能力 19年末で92万1000t 2020年8月16日 13時 経済産業省は、昨年12月末時点のエチレンオキサイド各社の生産能力をとりまとめて発表した。 それによると、昨年12月末時点のエチレンオキサイドの生産能力は合計で92万1000tとなり、前年と同一となっている。 各社の生産能力は、日本触媒が32万4000tで首位。次いで三菱ケミカルの30万t、丸善石油化学の……
ゴムタイムス社 ユリア樹脂(尿素樹脂:UF)|熱硬化性樹脂 2020年8月16日 7時 ユリア樹脂(尿素樹脂:UF) 【開発経緯概略】 メラミン樹脂などを含めてこれらの化学構造を有するものを一般にアミノ樹脂と総称する場合がある。ユリア樹脂は尿素とホルムアルデヒドを中性または塩基性で反応させるとメチロールユリアができる。メチロールユリアを酸により脱水、または加熱して脱水、縮重合を行って得ら……
ゴムタイムス社 フェノール樹脂(PF)|熱硬化性樹脂 2020年8月16日 7時 【開発経緯概略】 フェノール樹脂は、フェノール類とアルデヒド類との縮合反応により得られる樹脂状物質を主体とする高分子をいう。PFは、1900年代にアメリカのベークランド博士が発明した世界最初の合成プラスチックである。用いる触媒により次の2種類の初期縮合物が得られる。 ・レゾール:アルカリ触媒を使用する反応……
ゴムタイムス社 アセトアルデヒド生産能力 19年末で17万7000t 2020年8月15日 13時 経済産業省は、昨年12月末時点のアセトアルデヒド各社の生産能力をとりまとめて発表した。 それによると、昨年12月末時点のアセトアルデヒドの生産能力は合計で17万7000tとなり、前年と同一となっている。 各社の生産能力は、住友化学が6万9000tで首位。次いでKHネオケムの6万t、昭和電工の4万800……
ゴムタイムス社 ポリエチレンオキサイド(PEOX)|その他プラスチック 2020年8月15日 7時 【開発経緯概略】 ポリエチレンオキサイド(PEOX)は、エチレンオキサイド分子を水分子と重付加反応させて得られるもので、基本化学構造式HO-(CH2 CH2O)n-Hのnが200~300程度までを通常ポリエチレングリコール、これ以上のものをポリエチレンオキサイドと呼ぶ。重合度によって液体からロウ状のものまでが得られる。 【……
ゴムタイムス社 ケトン樹脂|その他プラスチック 2020年8月15日 7時 【開発経緯概略】 ケトン樹脂は、ケトンとホルムアルデヒドの縮合によって得られる。原料ケトンがメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、シクロへキサノンなどによってそれぞれ異なったものが得られるが、多少の特性値の差があるものの、一般的には類似の性質を持っている。 【性質、加工、その特……
ゴムタイムス社 塩化ビニルモノマー生産能力 19年末で277万4000t 2020年8月14日 13時 経済産業省は、昨年12月末時点の塩化ビニルモノマー各社の生産能力をとりまとめて発表した。 それによると、昨年12月末時点の塩化ビニルモノマーの生産能力は合計で19年末で277万4000tとなり、前年と同一となっている。 各社の生産能力は、東ソーが110万4000tで首位。次いで鹿島塩ビモノマーの60万……
ゴムタイムス社 ヒドロキシエチルセルロース(HEC)|その他プラスチック 2020年8月14日 7時 【開発経緯概略】 水溶性セルロース誘導体で、非イオン性繊維素誘導体である。セルロースのOH基を部分的にエチレンオキサイドに置換すると、水に可溶なセルロースエーテル(HEC)となる。種々の置換度および重合度のものが製造されており、一般的に低重合度のものはエマルジョン重合の保護コロイド、高重合度のものは塗料……
ゴムタイムス社 カルボキシメチルセルロース(CMC)|その他プラスチック 2020年8月14日 7時 開発経緯概略】 一般にカルボキシメチルセルロース(CMC)と呼ばれているものは、実際はそのナトリウム塩である。CMCのナトリウム塩は、アルカリセルロースとモノクロル酢酸ナトリウムの反応によって得られる水溶性の白色粉末である。 【性質、加工、その特徴】 CMCのナトリウム塩は水溶性で、pHにより水溶液の粘度が変わ……
ゴムタイムス社 塩化ビニル樹脂生産能力 19年末で192万9000t 2020年8月13日 10時 経済産業省は、昨年12月末時点の塩化ビニル樹脂各社の生産能力をとりまとめて発表した。 それによると、昨年12月末時点の塩化ビニル樹脂の生産能力は合計で192万9000tとなり、前年と同一となっている。 各社の生産能力は、大洋塩ビが57万tで首位。次いで信越化学工業の55万t、カネカの36万9000t、新……
ゴムタイムス社 アセチルセルロース(CA)|その他プラスチック 2020年8月13日 7時 【開発経緯概略】 セルロースの酢酸エステルである。CAには二酢酸エステルと三酢酸エステルがあり、二酢酸エステルはフィルム、シートなどの包装用品および成形材料として、三酢酸エステルはLCD用光学フィルムなどとして使用されている。アセテート繊維は、二酢酸エステルを熟成工程によっていくぶん加水分解したものをア……
ゴムタイムス社 特殊透明性プラスチック(非晶質ポリオレフィン)|その他プラスチック 2020年8月13日 7時 【開発経緯概略】 透明性プラスチックは、光学特性に加えて、軽量性、耐衝撃性、成形加工性などのプラスチック特有の性質により、無機ガラスに代わって光学分野における用途を広げている。この分野に使用されてきた材料はPMMAおよびPCであるが、前者は吸水性が大きく、後者は複屈折率が大きいという欠点を持つ。最近、各……
ゴムタイムス社 バイオマスプラスチック、 生分解性プラスチック(グリーンプラ)|その他プラスチック 2020年8月12日 7時 【開発経緯概略】 バイオマスプラスチックは、再生可能な植物由来物質で、化学的または生物学的に合成することにより得られる高分子材料である。生分解性プラスチックは、通常のプラスチック製品と同等に成形・使用でき、使用後は自然界の微生物や分解性酵素により水と炭酸ガスに分解される「自然に還るプラスチック」で……
ゴムタイムス社 ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPAE)|その他プラスチック 2020年8月12日 7時 【開発経緯概略】 TPAEは、ポリアミド(ナイロン)をハードセグメントとし、これにポリエステルポリオールまたはポリオール(PTMG(ポリテトラメチレングリコール))またはPPG(ポリプロピレングリコール)をソフトセグメントとしたブロック共重合体である。 【性質、加工、その特徴】 ① ナイロンの強靭な性質を有する。……
ゴムタイムス社 フィルム事業は増収増益 東洋紡の4~6月期 2020年8月11日 9時 東洋紡の2021年3月期第1四半期決算は、売上高は754億5000円で前年同期比6・7%減、営業利益は43億5900万円で同16・7%減、経常利益は27億6400万円で同36・3%減、四半期純利益は17億6400万円同5・6%増となった。 フィルム・機能マテリアルでは、売上高は363億円で前年同期比23・……
ゴムタイムス社 ウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)|その他プラスチック 2020年8月11日 7時 【開発経緯概略】 TPUは、分子内に部分架橋を有する不完全熱可塑性タイプと線状の高分子の完全熱可塑性タイプがある。これらは、次の三つに大別できる。 ●カプロラクトン型:カプロラクトンを開環して得られるポリカプロラクトンポリオールにポリイソシアネートを付加重合したタイプ。 ●アジピン酸型(アジペート型):ア……
ゴムタイムス社 塩ビ系熱可塑性エラストマー(TPVC)|その他プラスチック 2020年8月11日 7時 【開発経緯概略】 TPVCは、分子中のハードセグメントとしてポリ塩化ビニル(PVC)を、ソフトセグメントとして部分架橋型NBRなどのゴムを用いてアロイ化したブレンド型TPEである。 【性質、加工、その特徴】 ① セット、熱変形が小さい。 ② 反発弾性が大きい。 ③ 屈曲疲労強度が優れている。 ④ 耐摩耗性が優れている。 ⑤ 着……
ゴムタイムス社 オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)|その他プラスチック 2020年8月10日 7時 【開発経緯概略】 TPOはハードセグメントにポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンを用い、ソフトセグメントにEPDMなどを用いる。 TPOの主な種類として①単純ブレン型TPO(s-TPO)と②インプラント化TPO(Reactor-produced,i-TPO)、③動的加硫型TPO(Dynamic Vulucanized,TPV)に大別される。 【性質、加工、そ……
ゴムタイムス社 スチレン系熱可塑性エラストマー(SBC(TPS))|その他プラスチック 2020年8月10日 7時 【開発経緯概略】 SBCは一般ポリスチレンブロックとゴムの中間ブロックを有し、ポリスチレン部分がハードセグメントを形成して橋かけ点となり、中間のゴムブロックが製品にゴム弾性を与える。ソフトセグメントには、ポリブタジエン(B、SBS)、ポリイソプレン(I、SIS)、および2種のポリオレフィン(EB、SEBS)、(EP、S……
ゴムタイムス社 熱可塑性エラストマー(TPE、全般)|その他プラスチック 2020年8月9日 7時 【開発経緯概略】 熱可塑性エラストマー(Thermoplastic Elastomers:TPE)は、常温では加硫ゴムの性質(エラストマーとしての性質)を示すが、高温では塑性流動が可能となり、プラスチックの加工機で成形できる高分子材料と定義される。加熱により可塑性を示すエラストマーなので熱可塑性エラストマーと呼ばれる。TPEは……
ゴムタイムス社 PA/変性PO系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ 2020年8月8日 7時 【開発経緯概略】 ナイロン(PA)は強靭な樹脂であり、吸湿時ではその衝撃強度は極めて高いが、絶乾時や0℃以下の低温では衝撃強度は必ずしも十分でない。その向上のためPA/変性ポリオレフィン系アロイが開発された。 PAとPOは相溶性が良くないので、POに不飽和グリシジル化合物や不飽和カルボン酸またはその無水物やエス……
ゴムタイムス社 PC/ABS樹脂系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ 2020年8月8日 7時 【開発経緯概略】 PCの流動性改良とコストダウンを目的に開発され、20年以上の実績を有する。 PCとABS樹脂は、部分相溶性であり、相溶化剤などを特別に必要とせずに比較的容易に製造できる。 PCの衝撃強度の厚み依存性、ノッチ感度が高いなどの欠点を改良し、低温での衝撃強度が向上している。 同系統のアロイとしてはPC/……