ウレタン樹脂

2020年08月20日

ゴムタイムス社

【ウレタン樹脂の種類・成形方法・製造の概要】
ウレタン結合を有する高分子化合物で、主にジイソシアネートとポリオール(活性水素結合物)との重付加反応によって得られる。1930年代後半にドイツのバイヤー社が開発した。ジイソシアネート類・ポリオール類の種類と組み合わせによりフォーム・エラストマー・塗料・接着剤・弾性繊維・合成皮革などの多様な製品がつくることができる。

【ウレタン樹脂の特徴(性質・メリット・デメリット)】
① 軟質から硬質まで幅広い製品が得られる。
② 耐摩耗性が良く、耐久性に優れている。
③ 耐油性・耐薬品性に優れている。
④ 力学的性質が良い。
⑤ 断熱性に優れている。
⑥ 他樹脂および金属との密着性が良い。
⑦ 柔軟性・ゴム弾性に優れ、消音・防振性が良い。
⑧ 加水分解しやすいのが大きな問題点の一つである。酸、アルカリに比較的弱い。
⑨ 耐熱性はあまり良好ではない。

【ウレタン樹脂の用途と応用分野】
▼成形材料
▽自動車部品(バンパー、フェーシャ等)、電気製品、土木・建築用、ロールなど
▼フォーム
▽用途の70%が軟質系、30%が硬質系である。
▼軟質品
▽シート、クッション、ソファー、ベッド、マットレス、座布団、自動車天井、ドアトリムなど
▼硬質品
▽断熱、保冷材料、防音、吸音、音響調整用など
▼半硬質品
▽自動車部品(ハンドル、アームレスト、クラッシュパッド等)、パッキング、靴底など
▼エラストマー
▽ロール、タイヤ、ダストカバー、ベロー、ブッシュ、鉱石ふるい、バルブ、紡績用部品、ベルト、フィルム、シート、チューブ、ホース、スキー靴、靴底、スノーモービル部品、雑貨など
▼塗料
▽ゴム、皮革、繊維、木製品、航空機、自動車、電気製品、電線などの塗料
▼接着・接合
▽万能接着剤、ドライラミネート、磁気テープバインダー、シーラントなど
▼スパンデックス(繊維)
▽ゴム糸、ファンデーション、衣料、水着、スラックス、ベルト、包帯などの織物や医療用部品の用途
▼合成皮革
▽靴、鞄、ケース、スポーツ用品、衣料、家具など

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