溶液重合SBR

2020年08月23日

ゴムタイムス社

【溶液重合SBRの種類・成形方法・製造の概要】
溶液重合SBRはブタジエンとスチレンとを有機リチウム触媒を用いた溶液アニオン重合により製造される。アニオン重合では、リビング重合によってミクロ構造や分子配列が制御されたブロック共重合体をつくることもできる。重合法によりスチレンの結合量、スチレンの連鎖形式(ブロック型、ランダム型、対称ブロック型)、ブロック部分の結合様式、その他の構造変化によって、特性、用途が異なってくる。

【溶液重合SBRの特徴(性質・メリット・デメリット)】
ランダム型は汎用グレードであり、特徴は以下の通りである。
① 乳化重合SBRと低シスBRと中間的性質を示す。
② 乳化重合SBRと比較して、押出時の収縮が小さい。
③ 耐摩耗性、電気的性質、動的変形時の発熱が小さい等の点で優れる。
④ ロール作業や押出加工にやや難点があり、強度が低いなどの短所がある。
ブロック型の特徴は以下の通りである。
① 押出加工性と収縮が小さい点で優れている。
② 加硫物の硬さおよび電気的性質が優れる。
③ 動的変形時の発熱が大きく、強度が小さい。

【溶液重合SBRの用途と応用分野】
▼ランダム型
▽タイヤ、工業用品、履物、スポンジ、ポリスチレンの耐衝撃性改良剤など
▼ブロック型
▽靴底、床材、半硬質や硬質ゴム製品、スポンジなど

全文:約581文字

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