PA/変性PO系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ

2020年08月08日

ゴムタイムス社

【開発経緯概略】
ナイロン(PA)は強靭な樹脂であり、吸湿時ではその衝撃強度は極めて高いが、絶乾時や0℃以下の低温では衝撃強度は必ずしも十分でない。その向上のためPA/変性ポリオレフィン系アロイが開発された。
PAとPOは相溶性が良くないので、POに不飽和グリシジル化合物や不飽和カルボン酸またはその無水物やエステルなどを共重合またはグラフト重合し、ナイロンとの親和性、反応性を付与したものを用いてアロイ化している。エポキシ基や酸性基がポリアミドの末端アミノ基と反応して相溶化すると考えられ、変性POを適当に選択することにより極めて高い衝撃強度を示す。

【性質、加工、その特徴】
① 吸水率が一般のナイロンと比べ小さく、物性変化、寸法変化が少なくなる。
② 絶乾時や低温下での衝撃強度が優れている。
③ ノッチ感度が低く、傷からの割れの伝搬が少ない材料のため、大胆な製品設計が可能である。
④ 一般のナイロンのブロー成形は困難であるが、この材料は比較的容易にブロー成形を行うことができる。

【新製品への応用と主な用途】
▼ヘルメット、スポーツ・レジャー用品、自動車部品など

全文:約490文字

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