特殊透明性プラスチック(非晶質ポリオレフィン)|その他プラスチック

2020年08月13日

ゴムタイムス社

【開発経緯概略】
透明性プラスチックは、光学特性に加えて、軽量性、耐衝撃性、成形加工性などのプラスチック特有の性質により、無機ガラスに代わって光学分野における用途を広げている。この分野に使用されてきた材料はPMMAおよびPCであるが、前者は吸水性が大きく、後者は複屈折率が大きいという欠点を持つ。最近、各種光学特性の優れた新規光学用透明性プラスチックが開発され、PMMAやPCとともにこの分野への市場展開を図っている。

【性質、加工、その特徴】
① 比重はPMMAやPCに比べ約1割低く、軽量化が可能である。
② 飽和吸水率はPMMAと比較して大幅に低く、吸水時の物性に影響を及ぼさないか、ほとんど吸水しない。
③ 嵩高く、分極異方性の小さいモノマーを含むため、非晶性で、透明性、低複屈折を有する材料である。
④ ガラス転移温度(Tg)は140~170℃と透明性樹脂としては高レベルの耐熱性である。
⑤ 射出成形性は良好である。
⑥ PMMA、PCより優れた機械的性質を持つ。
⑦ 転写性に優れ、高精度の成形品が得られる。
⑧ 低誘電率・低誘電正接で、熱可塑性樹脂中最高レベルの誘電特性を持つ。特に高周波特性が良い。

【新製品への応用と主な用途】

全文:約623文字

関連キーワード: