ゴムタイムス社 20年5月のカーボンブラック 総出荷は10ヵ月連続で減少 2020年7月21日 16時 カーボンブラック協会がまとめた5月のカーボンブラック品種別実績によると、出荷量は2万5583tで前年同月比44・3%減となり、10ヵ月連続で減少となった。 出荷内容は、ゴム用が2万3869tで同44・5%減、非ゴム用その他が1714tで同41・4%減。また、ゴム用国内では、タイヤ向けが1万7933tで……
ゴムタイムス社 20年4月のABS樹脂総出荷 総出荷は12ヵ月連続の減少 2020年7月21日 16時 日本ABS樹脂工業会がまとめた4月のABS樹脂の総出荷は、2万3413tで前年同月比22%減で12ヵ月連続の減少となった。 国内用が1万6865tで同18%減。内訳は、耐候用が3691tで同24%減、車両用が6431tで同28%減、電気器具が2404tで同8%減、一般機器が1826tで同5%減、建材住宅……
ゴムタイムス社 20年5月の自動車タイヤ 生産は8ヵ月連続の減少 2020年7月21日 16時 日本自動車タイヤ協会(JATMA)がまとめた5月の自動車タイヤ・チューブ生産、出荷、在庫実績によると、生産は595万4000本で前年同月比47・9%減、国内出荷は421万7000本で同46・4%減、輸出出荷は166万9000本で同58・9%減となった。 生産については8ヵ月連続で減少し、国内出荷も8……
ゴムタイムス社 20年4月のプラスチック・ゴム加工機械輸出入 総輸出金額は93億円 2020年7月21日 15時 日本プラスチック機械工業会がまとめた4月のプラスチック・ゴム加工機械輸出入実績によると、輸出台数の合計は815台、輸出金額の合計は93億1161万7000円だった。その内、最も金額が大きい射出成形機は75億5534万2000円で輸出金額全体の約8割を占めた。 一方、輸入台数の合計は164台、輸入金……
ゴムタイムス社 20年5月のSM生産出荷状況 国内出荷は前年同月比9%減 2020年7月21日 14時 日本スチレン工業会のまとめによると、スチレンモノマー(SM)の2020年5月の生産は17万1321tで前年同月9%増、出荷合計は16万410tで同2%増となった。 このうち、国内出荷は10万2256tで同9%減となった。 用途別では、主力のPS向け(GP/HI)は5万5080tで同15%増となった。A……
ゴムタイムス社 20年5月の酢ビ・ポバール需給 酢ビは4万477t 2020年7月21日 14時 酢ビ・ポバール工業会のまとめによると、5月の酢酸ビニルモノマーの出荷は4万477tで前年同月比22%減となった。用途別に見ると、ポバール用が2万8365tで同22%減、一般用7242tで同15%減となった。 ポバールの出荷は1万1558tで同30%減。
ゴムタイムス社 20年5月のPOフィルム出荷状況 合計は13・1%の減少 2020年7月21日 14時 日本ポリオレフィンフィルム工業組合のまとめによると、5月のポリオレフィン系インフレーションフィルム(POF)は3万2971tで前年同月比13・1%減少となり5ヵ月連続で減少した。 低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムは、2万2401tで同10・8%減となり前月の増加から減少に転じた。 高密度ポリ……
ゴムタイムス社 20年上半期の社長交代 豊田合成、住友理工などで 2020年7月20日 13時 2020年上半期もゴム・樹脂関連企業で社長交代が行われた。ゴム関連企業では、自動車用ゴム部品メーカーの豊田合成と住友理工、鬼怒川ゴム工業で社長交代が行われた。異動理由としては、経営陣の若返りや収益基盤の確立などを通じ、経営体制の強化を図る企業が多い。なお、豊田合成の小山享社長は同社プロパーで、同……
ゴムタイムス社 減収・減益予想が大幅増 新型コロナが業績悪化要因に 2020年7月20日 8時 =1面から続く 本紙が「2020年の景気見通しと業績予想」と題するアンケート調査で85社から回答を得たところ、今年度の業績は約6割弱の企業が「減収」「減益」を見込んでいる。 ◆20年度の業績予想(売上) 20年度の業績予想に関する設問では、売上高について、「増収」と回答した企業が15・0%、「横ばい」……
ゴムタイムス社 景況感悪化が鮮明に 夏季景況・業績アンケート 2020年7月20日 8時 本紙はゴム関連の原材料メーカー、製造企業、商社を対象に「2020年の景気見通しと業績予想」と題するアンケート調査を実施し、85社から回答を得た。調査した5月時点の景気は「悪化している」との回答が60・0%を占めた。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ゴム企業の景況感がさらに悪化していることが鮮明となっ……
ゴムタイムス社 コンドーム特集 相模ゴム工業 サガミオリジナルシリーズ好調続く 海外でも同シリーズの認知度広がる 2020年7月20日 8時 「おもしろ会社」を社訓に他社とは違った目線で商品開発に挑戦する相模ゴム工業(神奈川県厚木市、大跡一郎社長)。 19年度のコンドームの販売動向は、新型コロナウイルスの影響で、年明けあたりから若干落ち込みが見られたが、ポリウレタン製で薄型商品の「サガミオリジナルシリーズ」が好調に推移し、売上は前年度……
ゴムタイムス社 コンドーム特集 オカモト ビバジェル付きコンドーム発売 性感染症対策の必要性を訴求 2020年7月20日 7時 オカモト(東京都文京区、田村俊夫社長)の19年度のコンドームの販売動向は、昨年10月に発売した「プレミアムゼロゼロスリー+ビバジェル」など新商品の拡販もあり堅調に推移した。 同社のコンドームには、薄型商品とスタンダード商品、厚型商品、パッケージにキャラクターをあしらったブランド商品などがあるが、最……
ゴムタイムス社 コンドーム特集 薄型コンドームの好調続く コロナ禍で販売環境に変化も 2020年7月20日 7時 コンドームは、避妊および性感染症予防の補助として効果効能がある。薬事法では管理医療機器に分類され、厚生労働省から製造業許可を受けて生産される医療機器となっている。 コンドームの素材としては、ラテックス製、ポリウレタン製、イソプレンゴム製に分類される。ゴム製のコンドームが出現する以前(1840年……
ゴムタイムス社 ポリメチルペンテン(PMP)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月19日 7時 【開発経緯概略】ポリメチルペンテンは、4-メチルペンテン-1をチーグラー触媒で重合したものであり、立体規則性の優れた結晶性ポリマーである。イギリスのICIが開発し、全事業を三井石油化学(現在の三井化学)に売却したので、現在同社が世界唯一の製造販売会社である。この樹脂は、嵩高い側鎖を持つため結晶部と非晶部……
ゴムタイムス社 ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月18日 7時 【開発経緯概略】ケトン系樹脂は、カルボニル基とエーテル基が連結した芳香族系ポリマーである。ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)は、イギリスのICI社で1980年代に開発された。PEEKは、ジハロゲノベンゾフェノンとハイドロキノンとの重縮合系のポリマーである。 【性質、加工、その特徴】① ガラス転移温度143℃、融点33……
ゴムタイムス社 取材メモ 3Dプリンター事業を強化 2020年7月17日 10時 ホッティーポリマーが7月から販売開始したGerman RepRap社のLAM方式3Dプリンター「L320」。同社はこの販売をきっかけに3Dプリンター事業を強化する。 3Dプリンター事業は7年前から始め、昨年には3Dプリンターの本体「ファンダー」と「レイズ3D」などの販売を開始した。 堀田社長は……
ゴムタイムス社 ポリフェニレンサルファイド(PPS)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月17日 7時 【開発経緯概略】パラジクロルベンゼンと硫化アルカリを高温・高圧下で反応させて得られる耐熱性の非常に優れた結晶性スーパーエンプラである。PPSの商業生産を開始した会社はアメリカのフィリップス石油社で、1973年である。重合方法により、架橋タイプ、半架橋タイプ、直鎖タイプに分けられる。 【性質、加工、その特徴……
ゴムタイムス社 フッ素樹脂(FR)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月16日 7時 【開発経緯概略】分子内にフッ素を含む樹脂で、上市されている主なものは8種類である。世界で最初にフッ素樹脂を市販したのはアメリカのデュポン社で1947年のことである。フッ素樹脂は、炭素骨格とフッ素と微量の酸素からなるパーフルオロ樹脂とフッ素と水素または塩素からなる部分フッ素樹脂に分けられる。共通した特徴……
ゴムタイムス社 日本スチレン工業会定例会開く プラの有用性とリサイクルをPR 2020年7月15日 14時 日本スチレン工業会は7月14日に定例会を開き、7月に就任した室園康博新会長(PSジャパン・代表取締役社長)、柴入徹也副会長(旭化成・基礎化学品事業部長)らが出席した。 室園新会長はポリスチレン(PS)の6月単月と1~6月期の出荷実績(別掲)、柴入副会長はスチレンモノマー(SM)の6月単月と1~6……
ゴムタイムス社 変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月15日 7時 【開発経緯概略】変性ポリフェニレンエーテルは、主に耐熱性、力学的性質、電気的性質の優れた非晶性のPPEに成形性が良好なスチレン系樹脂などをブレンドして製造される。変性PPEは1960年代にアメリカのGE社で発明された。PPEとPSは、任意の比率で完全相溶するため、ブレンド比により耐熱性の幅広いグレードが生産可能で……
ゴムタイムス社 ポリブチレンテレフタレート(PBT)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月15日 7時 【開発経緯概略】ポリブチレンテレフタレート(PBT)はジメチルテレフタレートまたはテレフタル酸と1,4-ブチレングリコールとの重縮合により得られる熱可塑性の飽和ポリエステルである。PBTは、1970年代初頭にアメリカのセラニーズ社が工業化し、主に強化グレードで市場開発が進んできた汎用エンプラである。汎用エンプラ……
ゴムタイムス社 週刊ゴム株ランキング 西川ゴム工業、5%上昇で首位に(7/6~10) 2020年7月14日 10時 7月6~10日のゴム関連企業31社(本紙選定)の株価はほぼ全面安の展開となり、前週末比で8社が上昇、23社が下落した。7月10日のゴム平均は、前週末比28円23銭安の1422円81銭と続落した。 株価上昇率ランキングでは、1位が西川ゴム工業で同5・38%、2位がニッタの同3・48%高、3位がJSRの同2・33%高……
ゴムタイムス社 ポリアセタール(POM:ポリオキシメチレン)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月14日 7時 【開発経緯概略】ポリアセタールには、ホルムアルデヒドのみで主鎖が構成されているホモポリマーと少量のコモノマーを共重合したコポリマーがある。POMは1960年代前半にホモポリマーがアメリカのデュポン社、コポリマーをセラニーズ社が上市した。 【性質、加工、その特徴】① 結晶化度が75~85%と高い結晶性プラスチック……
ゴムタイムス社 【新社長プライベートアンケート】豊田合成 小山享社長 2020年7月13日 15時 ❶社長指名を受けて 生え抜きの社長としての期待に応えるべく当社の強みを伸ばしていく。 ❷家族の反応 飲食を節制してほしいとの要望あり。元気なので大丈夫。 ❸趣味 You Tube、映画(アクション)、読書(ミステリー) ❹健康法 よく寝る。 ❻印象に残る本 『嫌われる勇気』(岸見一郎)、『ハードワーク』(エデ……
ゴムタイムス社 国分商会 ネットワーク活用し海外展開 タイヤ再利用で資源循環 2020年7月13日 14時 東日本を中心に廃タイヤのリサイクル事業を推進する国分商会(國分克尚社長、埼玉県熊谷市)。 同社は、収集した使用済みタイヤをサーマルリサイクルとして熱利用向けに破砕加工して供給している。海外50ヵ国以上の顧客ネットワークを有し、地球規模で環境に貢献しながら、中古タイヤの原型利用の出荷先としてもアプ……
ゴムタイムス社 原油・ナフサ価格は急落 新型コロナの影響色濃く 第20回日本ゴム工業会幹事会詳報 2020年7月13日 13時 日本ゴム工業会は6月26日、経団連会館で第20回幹事会を開催した。今回は新型コロナウイルス感染症防止対策の観点から、時間を短縮して実施された。 幹事会前に開催された理事会で会長、副会長、専務理事の選出が行われ、池田育嗣会長(住友ゴム工業会長)が再任された他、事務局からゴム製品の生産・輸出入概況や最……
ゴムタイムス社 【新社長インタビュー】豊田合成 小山享社長 2020年7月13日 12時 ■ 新社長インタビュー 強み伸ばし中計実現へ 豊田合成 小山享社長 豊田合成の新社長に6月12日付で小山享副社長が昇格、就任した。38年ぶりの生え抜き社長として期待が高まる小山氏に就任の抱負や経歴、コロナ禍での足元の業績などを聞いた。 ◆就任の抱負を。 様々な方面から激励の言葉をいただいた。これも自分へ……
ゴムタイムス社 取材メモ PCR検査車両提供の意義 2020年7月13日 11時 豊田合成は新型コロナウイルスのPCR検査車両を5月に東京都医師会、6月に名古屋大学医学部附属病院に提供した。このPCR検査車両は、トヨタグループが新型コロナウイルス感染症の診断や治療に尽力する医療現場を支援する活動「ココロハコブプロジェクト」の一つとして提供したものだ。 新型コロナウイルス対策……
ゴムタイムス社 十川ゴムの20年3月期 自動車産業用不振で減収減益 2020年7月13日 11時 十川ゴムがこのほど発表した20年3月期決算は、売上高が140億200万円で前期比3・0%減、経常利益は2億3500万円
ゴムタイムス社 中韓、欧州に4拠点 20年上半期の海外進出 2020年7月13日 11時 20年上半期のゴム・樹脂関連企業の海外新拠点についての発表は、4社4拠点となった。8社10拠点だった19年下半期に比べて企業数、拠点数とも減少した。進出先では中国と韓国の東アジア、ドイツとオランダの欧州となった。東ソーは現地企業と合弁会社を設立し、需要が拡大する低燃費タイヤ用シリカの生産拠点を韓国に……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 引き続き景況感が悪化 2020年7月13日 8時 日本ゴム工業会は4月3日に中小企業会員景況調査を行い、4月30日に集計した。業況判断DIはマイナス傾向が一段と強まる結果となり、ゴム産業の中小企業の景況感は悪化している。 調査項目は、業況判断、売上額、経常利益、販売価格、資金繰り、従業員の過不足状況、当期に直面している経営上の問題点の7項目。中……
ゴムタイムス社 デンカ 青海工場でデボトル増強 医療用手袋向け需要に対応 2020年7月13日 7時 クロロプレンゴム(CR)の世界のトップメーカーであるデンカ(東京都中央区、山本学社長)は、新潟県の青海工場で、昨年10月の定修時にデボトルによる年間数千トンの能力アップを予定通り実施した。ラテックスの供給能力も増強され、需要が拡大する医療用手袋向けラテックス需要に対応する。 同社のCR「デンカク……
ゴムタイムス社 ラテックスへのシフトを継続 手袋・接着剤・土木に注力 2020年7月13日 7時 昭和電工(東京都港区、森川宏平社長)は、クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を川崎事業所(年産2万3000t)で製造している。5月現在、新型コロナウイルス流行に端を発する世界的な需要減退を主要因に、前年比で販売数量は減少しており、生産は販売量見合いとなるが、新型コロナウイルスの感染防止対策を……
ゴムタイムス社 宇部興産 高付加価値化を推進 顧客満足度世界一へ 2020年7月13日 7時 宇部興産(東京都港区、泉原雅人社長)のポリブタジエンゴム(BR)「UBEPOL・BR」は、大半がタイヤ向けとなる。19年度の国内需要は、年度末に新型コロナウイルスの影響があったものの、ほぼ前年度並みで推移した。地域別では、国内は需要が安定し、千葉工場(年産12万6000t)でフル稼働が続いた。一方、……
ゴムタイムス社 旭化成 第5世代を積極的に拡販 ニーズの多様化に対応 2020年7月13日 7時 溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)を製造・販売する旭化成(東京都千代田区、小堀秀毅社長)の合成ゴム事業部では、シンガポール工場の生産能力増強が昨年1月に完工し、本格生産を開始した。この3万tの能増で、シンガポール工場は2系列で年産13万tの能力となった。川崎製造所(年産10万5000t・……
ゴムタイムス社 JSR SSBR販売堅調で4%増 3拠点体制本格始動へ 2020年7月13日 7時 JSR(東京都港区、エリック・ジョンソンCEO)の19年度は、米中貿易摩擦の影響で中国を中心に自動車生産が落ち込んだことに加え、2月以降に新型コロナウイルス感染拡大を受けタイヤメーカーが一時操業停止や生産縮小を実施したことも重なり、グローバルでは年間を通して低調に推移した。 エラストマー事業では……
ゴムタイムス社 日本ゼオン タイのACM新工場が完工 特殊架橋タイプHNBRも注力 2020年7月13日 7時 日本ゼオン(東京都千代田区、田中公章社長)の19年度は、需要家の景況が総じて芳しくなく、8月以降出荷にブレーキがかかった。これは、自動車産業の世界的な低迷の影響が大きいが、建設機械、工作機械など一般工業品用途も同様に厳しい状況となった。合成ゴム事業は、数量は前期比2%減、売上は同11%減。売上の減少……
ゴムタイムス社 ポリアミド(PA:ナイロン)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月13日 7時 【開発経緯概略】ポリアミド(PA)は別名ナイロンともいわれ、アミド結合(CONH)の繰返し単位が主鎖を構成する結晶性の線状高分子である。PAはその原料から次の2種類に分類される。・PAn(ナイロンn、nナイロン)・PAnm(ナイロンnm、nmナイロン)世界で初めて開発されたナイロン66は、1930年代にアメリカのデュポン社で……
ゴムタイムス社 ポリカーボネート(PC)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月12日 7時 【開発経緯概略】ポリカーボネート(PC)は、一般に二価のヒドロキシ化合物と炭酸との縮合によってつくられたポリエステルの一種である。PCは、1950年代後半にドイツのバイヤー社が発明した。工業的に生産されているものは、ビスフェノールAタイプの非晶性の芳香族ポリカーボネートである。 【性質、加工、その特徴】① プ……
ゴムタイムス社 ポリメタクリル酸メチル(アクリル樹脂、PMMA)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月11日 7時 【開発経緯概略】メタクリル酸エステルのポリマーの総称がアクリル樹脂であるが、一般的にはメタクリル酸メチルを主成分とする非晶性プラスチックを示す。アクリル樹脂は、1930年代イギリスのICI社で発明された。可視部波長全般にわたって光の透過率が均一であるため、透明性の点では、プラスチックの中でももっとも優れ……
ゴムタイムス社 朝日ラバー人事 (6月25日付) 2020年7月10日 10時 ◇朝日ラバー 〈新役員体制〉 (6月25日付) ▽取締役会長=横山林吉 ▽代表取締役社長、朝日FR研究所代表取締役社長=渡邉陽一郎 ▽取締役、管理・光学開発担当=田崎益次 ▽取締役、営業・事業担当、朝日橡膠〈香港〉董事長、朝日科技〈上海〉執行董事=滝田充 ▽取締役、監査等委員=髙木和久 ▽取締役、監査等委員〈……
ゴムタイムス社 住友理工が社長交代会見 清水社長 組織体制変革目指す 2020年7月10日 9時 住友理工は7月9日、グローバル本社があるJPタワー名古屋のホール&カンファレンスで6月18日付で就任した清水和志代表取締役執行役員社長、松井徹代表取締役取締役会長らが出席し、記者会見を開催した。 冒頭の挨拶で松井会長は「会社の経営は清水社長に任せ、俯瞰的な立場で経営を見ながら清水社長をサポートし……
ゴムタイムス社 アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン共重合体樹脂(ABS樹脂)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月10日 7時 【開発経緯概略】アクリロニトリル(AN)とブタジェン(BD)、スチレン(ST)の3種類のモノマーの頭文字を取ってABS樹脂と呼ばれるが、実際には主としてブタジエン系のゴム(PBD、SBR、NBR)の存在下スチレン、アクリロニトリルをグラフト共重合して製造される。その他にAS樹脂とNBRをブレンドする方法なども行われている……
ゴムタイムス社 20年5月のゴムベルト生産実績 合計は12ヵ月連続の減少 2020年7月9日 18時 日本ベルト工業会がまとめた5月のゴムベルト生産実績によると、生産量は合計で1442tで前年同月比34%減となり12ヵ月連続で減少した。うち内需が1042tで同42%減と8ヵ月連続で減少し、輸出が400tで同7%増と5ヵ月ぶりに増加に転じた。 品種別で見ると、コンベヤベルトは873tで同27%減少となっ……
ゴムタイムス社 20年4月のエチレン換算輸出入 輸出・輸入ともに減少 2020年7月9日 18時 経済産業省がまとめた4月のエチレン換算輸出入実績によると、輸出は17万7100tで前年比18・7%減で3ヵ月連続で減少した。 輸入は
ゴムタイムス社 20年5月のPC・硬質塩化ビニル平板・波板出荷実績 PC平板は前年同月比23%減 2020年7月9日 17時 日本プラスチック板協会がまとめた5月のポリカーボネート(PC)・硬質塩化ビニル平板・波板出荷実績は、硬質塩化ビニルの出荷量(国内・輸出)合計は、平板が1006tで前年同月比18%増、波板501tで同18%減となった。 一方、ポリカーボネートの出荷量は平板が1102t
ゴムタイムス社 建築ガスケットが研修会開く 建築関連の新技術など紹介 2020年7月9日 13時 建築ガスケット工業会(堀田秀敏会長)は7月2日、業務・技術会臨時技術セミナーを東京・台東区民会館で開催した。 今回の同セミナーは3月25日に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大で延期となり約3カ月後の開催となった。 参加者は約50人となり、会場は定員100人の会場を借りて感染予防対策を徹底……
ゴムタイムス社 ポリスチレン(PS)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月9日 7時 【開発経緯概略】スチレンの重合により非晶性で透明性の一般用ポリスチレン(PS-GP)が得られる。重合時に少量のポリブタジエンなどを加えて重合すると不透明の高衝撃ポリスチレン(PS-HI)が得られる。ドイツのBASF社で発明された。メタロセン触媒により、高融点で耐熱性・耐薬品性に優れたシンジオタクチックポリスチレ……