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生分解性プラスチック材料の基礎と合成法

~生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック、プラスチックと環境問題 、バイオマスプラスチックの種類 、生分解性・バイオマスプラスチックの合成法 、海洋生分解性を有する微生物合成プラスチック、微生物合成プラスチックの歴史 、微生物合成プラスチックの種類と構造 、 バイオマスからの微生物合成プラスチック合成 、新しいタイプの微生物合成プラスチック、今後の展望~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

【リアルタイム&アーカイブ視聴】

趣旨

一部の微生物は、炭素貯蔵物質として脂肪族ポリエステルを合成し、細胞内に蓄積します。このポリエステルは、熱可塑性を有し、生分解性プラスチックとして利用することができます。

微生物ポリエステルの特徴は、他の生分解性プラスチックであるポリ乳酸やポリブチレンサクシネートよりも生分解性に優れていることで、土壌、河川水、海水などの自然環境中において優れた生分解性を示します。

近年、微生物ポリエステルはストローやカトラリーなどに加工され、環境低負荷な材料として利用が始っています。

他方で、一般的に微生物ポリエステルは硬くて脆い材質と言われており、物性範囲が狭い材料であります。

本セミナーでは、既存の微生物ポリエステルを大きく超えた伸縮性や強靭性を示す新しい材料の開発について紹介します。

受講対象者

主にバイオプロセスによって作られる生分解性樹脂および海洋生分解性材料に興味のある技術者

日時 2024年6月6日13:00~16:00
アーカイブ視聴 2024年6月13日~2024年6月27日
講師 柘植 丈治(東京工業大学物質理工学院・准教授)
講師略歴

2000 年 九州大学大学院農学研究科博士課程修了、博士(農学)

2000 年理化学研究所・基礎科学特別研究員

2002 年 東京工業大学大学院総合理工学研究科物質科学創造専攻・助手

2005 年 同・講師

2009 年同・准教授

2016 年 物質理工学院材料系に改組、現在に至る

受講料 45,000円/1名(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

1.生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック
 1) プラスチックと環境問題
 2) 生分解性プラスチックの種類
 3) バイオマスプラスチックの種類
 4) 認証マーク制度

2.生分解性・バイオマスプラスチックの合成法
 1) 海洋生分解性を有する微生物合成プラスチック
 2) 微生物合成プラスチックの歴史
 3) 微生物合成プラスチックの種類と構造
 4) 微生物合成プラスチックの物性
 5) バイオマスからの微生物合成プラスチック合成
 6) 二酸化炭素からの微生物合成プラスチック合成

3.新しいタイプの微生物合成プラスチック
 1) ホモポリマー型
 2) 分岐側鎖・芳香族側鎖型
 3) 乳酸・アミノ酸型
 4) 末端修飾型
 5) 分子量制御型
 6) ウレタン材料型
 7) ポリチオエステル型

4.今後の展望

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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