~炭素繊維とCFRPの基礎と開発動向、CFRPのリサイクル技術開発・サステナブルCFRPの実現に向けて、未来への課題と展望~
受講可能な形式
趣旨
過去15年間の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に対する研究開発は異様なほど活性であり、特に自動車用途への普及に向けた取り組みが目立つものであった。近年は、さらにサステナブル、脱炭素社会に対する関心が強まる中で、製造エネルギーの大きい炭素繊維やCFRPに対する厳しい目が向けられる一方で、ドローンを含めた空飛ぶ未来の車の実現には車体重量の観点から素材としてCFRPしかありえないほか、モビリティ材料への採用による省エネ効果、また、風車、水素貯蔵タンクなど新エネルギー分野への貢献を考慮し、さらに海外での研究開発に対する巨大投資を前にして、依然として国内の研究開発はストップさせてはいけない。
本セミナーでは、炭素繊維、CFRPを基礎から応用まで丁寧に解説します。また、炭素繊維、CFRPの使用を想定した設計・成形方法・物性評価手法に関して、この分野で必須な技術を解説します。また、この分野が抱える課題を整理しながら、国内外で実施されている基礎研究から国プロとして行なわれている実用化研究まで詳細に紹介したいと思います。最後には今後、この業界が進むべき方向として検討されている最先端な話題提供もしたいと思います。
受講対象者
新たにこの分野の研究開発に携わることになった研究者
この業界の動向や最新技術を知りたい熟練研究者
この分野の研究開発に取り組む学生
日時 | 2024年5月31日12:30~16:30 |
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アーカイブ視聴 | 2024年6月7日~2024年6月21日 |
講師 | 入澤寿平(岐阜大学大学院 自然科学技術研究科 准教授 Future Fiber Factory 工場長) |
講師略歴 | 2011. 3 東京工業大学大学院理工学研究科 博士後期課程終了 |
受講料 | 45000円 |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
注意事項 |
※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。 ※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。 |
プログラム
1 炭素繊維とCFRPの基礎
1.1 炭素繊維に関して
1.2 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の考え方
1.3 熱可塑性樹脂を用いたCFRP(CFRTP)
1.4 CFRPの用途
2 炭素繊維およびCFRP開発動向
2.1 CFRP開発の背景
2.2 国内外の関連業界動向
3 CFRPのリサイクル技術開発
3.1 CFRPのリサイクルの必要性と動向
3.2 種々のリサイクル技術のメリットとデメリット
3.3 リサイクル炭素繊維と熱可塑性樹脂との複合化
4 サステナブルCFRPの実現に向けて
4.1 低コストかつ低生産エネルギー炭素繊維の実現に向けて
4.2 サーキュラーデザインCFRP開発
5 最後に 〜未来への課題と展望〜
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。