~難燃化の必要性、難燃化技術の基礎、難燃剤の種類と難燃化メカニズム、難燃剤の市場と規制の動向、難燃規格と評価方法、製品別プラスチックの難燃化処方、開発・実用化の事例、まとめと今後の動向・展望~
受講可能な形式
趣旨
プラスチックスの難燃化技術は、家電、自動車、建材等の身近な製品の火災防止や人命を守る上で必要であり、さらに、難燃化したプラスチックスの環境対策も一層重要となっています。本講演では、プラスチックスの難燃化技術に関して、基礎(燃焼・難燃化メカニズム)、代表的な難燃剤の種類と処方、評価方法、市場・規制動向、製品別(電子製品、自動車、建材)の実用的な難燃化処方、開発事例(シリコーン系難燃剤、自己消火性エポキシ樹脂、難燃性バイオプラスチック)、さらに、今後の展望として、サーキュラーエコノミーでの難燃材料の対応などを詳細にわかりやすく解説します。
受講対象者
難燃剤や難燃性プラスチックとこの製品への適用に関係している製品企画、研究開発、製 造管理、技術営業の担当者で、若手からベテランまで幅広く対象とします。
日時 | 2024年6月27日12:30~16:30 |
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アーカイブ視聴 | 2024年7月4日~2024年7月18日 |
講師 | 位地 正年(一社)難燃材料研究会 理事) |
講師略歴 | ・東京工業大学大学院修了(博士(工学)) ・日本電気(株)(研究部長、主席研究員)や筑波大学(連携大学院教授、主幹研究員)でプラスチックの難燃化技術、リサイクル技術、バイオプラスチックの 開発と実用化に従 事 ・2020年に、環境・バイオ・プラスチックリサーチを設立し代表に就任、現在に至る。 同年から、一社)難燃材料研究会 理事を兼務 |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
注意事項 |
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プログラム
1.はじめに 難燃化の必要性、課題など
2. 難燃化技術の基礎
2-1 燃焼と難燃化のメカニズム
(1)プラスチックの燃焼現象
(2)難燃化のメカニズムと処方
2-2 難燃剤の種類と難燃化メカニズム 臭素系、リン系、金属水酸化物、シリコーン系、その他
2-3 代表的プラスチックスの難燃化処方
(1) 熱可塑性樹脂:ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリカーボネート、
(2) 熱硬化性樹脂:エポキシ樹脂、ポリウレタン、不飽和ポリエステル
3. 難燃剤の市場と規制の動向
3-1 市場動向(世界や日本の難燃剤の市場)
3-2 規制動向(欧州、米国、日本などアジアの動向)
4. 難燃規格と評価方法
4-1 電子機器用材料(UL、LOIなど)
4-2 自動車用材料(内装材:FMV、バッテリー:耐火試験)
4-3 建材(コーンカロリーメーター)
4-4 新たな評価方法:マルチコーンカロリーメーター
5. 製品別プラスチックの難燃化処方
5-1 電子製品(外装材、実装材、5G対応)
5-2 自動車(内装、バッテリーケース)
5-3 建材(木材、塗料)
6. 開発・実用化の事例
6-1 シリコーン添加ポリカーボネートの開発と製品展開
6-2 自己消火性エポキシ樹脂複合材の開発と電子部品への展開
6-3 難燃性バイオマスプラスチック(ポリ乳酸系、セルロース系)の開発と実用化
7. まとめと今後の動向・展望
7-1. 難燃剤・難燃性プラスチックの今後の展望
7-2. サーキュラーエコノミーでの難燃性プラスチックのリサイクルの動向
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。