旭化成 第5世代を積極的に拡販 ニーズの多様化に対応

2020年07月13日

ゴムタイムス社

 溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)を製造・販売する旭化成(東京都千代田区、小堀秀毅社長)の合成ゴム事業部では、シンガポール工場の生産能力増強が昨年1月に完工し、本格生産を開始した。この3万tの能増で、シンガポール工場は2系列で年産13万tの能力となった。川崎製造所(年産10万5000t・BR併産込み、連続重合法)と子会社の日本エラストマー・大分工場(同3万5000t・BR併産込み、バッチ重合法)と合わせ、同社のS―SBRの生産能力は合計27万tに上り、連続重合法による世界のトップメーカーの地位を維持する。

シンガポール工場

シンガポール工場

 19年度は、米中貿易摩擦などにより自動車生産台数が減少した影響を受け、販売数量が計画を下回った。足元では、昨年からの貿易摩擦や新型コロナウイルス感染拡大の影響により自動車市場は大きく変動しているが、感染拡大の影響が落ち着いた後は、徐々に需要が回復し、中長期的には引き続き成長すると同社は見ている。不透明な足元における投資については、適切なキャッシュマネジメントに注力する全社方針に準じつつ、中長期的な投資については、事業環境の変化に応じて、あらゆる可能性を排除せずに合成ゴム事業拡大の方策を検討していくことにしている。

 S―SBRの世界の生産能力は約200万t、タイヤ向けの世界市場は出荷ベースで120~130万tと同社は推測する。S―SBRには、省燃費、耐摩耗、

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