ゴム・樹脂専門の技術ポータルサイト「ポリマーTECH」

プラスチック成形加工の基礎と不良要因と対策法を学ぶ

~プラスチックの原料と作り方から、成形・加工方法、力学特性、熱特性、成形品の不良要因と対策法、リサイクルまで~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

【リアルタイム&アーカイブ視聴】

趣旨

日常生活を初め、あらゆる分野でプラスチック製品は溢れています。
プラスチックは、金属材料や木材等に比べて、温度や時間の影響を強く受け、いつの間にか曲がっていたり、壊れていたりする事象が良く見受けられます。
プラスチックは、石油を主原料とし、合成樹脂や高分子材料とも呼ばれています。プラスチックは室温から200℃程度の範囲で、粘弾性という弾性(固体)と粘性(液体)の両性質を示す複雑な振る舞いをします。特に、PPやPEといった熱可塑性樹脂は、この温度範囲で液体から固体へと容易に形態変化をします。
このような特性から、複雑な3次元形状の成形品もいろいろな成形法で容易に作ることが出来ます。プラスチックは、現在世界中で最も多く使用されている材料です。
ここでは,プラスチックの基礎として、①プラスチックとは何か? ②製造方法は? ③加工方法は? について説明し、さらに基本的な力学的・熱的特性や成形品の不良とその要因や公害問題等々についても、平易に説明します。

受講対象者

〔受講対象〕
・プラスチックを知りたい方
・プラスチック関連の新入社員
・プラスチックを初めて扱う技術者
・プラスチックの力学特性を習得したい技術者

〔基礎知識〕
・特に必要がありません。基礎から説明します。

〔修得知識〕
・プラスチックの基本概念が理解できる。
・プラスチックの成形加工方法が理解できる。
・プラスチックの基本的な力学的・熱的特性が理解できる。
・取り扱いが困難である粘弾性特性が理解できる。
・粘弾性特性を基準とした強度,変形の力学的取扱いの基礎が修得できる。
・成形品の不良要因とその対策が習得できる。
・プラスチックの公害問題が理解できる。

日時 2024年5月23日10:30~16:30
アーカイブ視聴 2024年5月30日~2024年6月13日
講師 新保 實(コンサルSMS 代表、金沢工業大学・名誉教授・工学博士)
講師略歴

(学歴)1974年3月金沢工業大学機械工学科卒
1984年3月同大学大学院工学研究科博士課程修了:工学博士受
1991-1992年マサチュ-セッツ工科大学(MIT:米国)留学 

(職歴)1974年4月金沢工業大学助手、
1994年4月~2012年3月金沢工業大学教授,
2012年4月(株)SMS代表取締役
2012年6月金沢工業大学名誉教授
2021年7月コンサルSMS代表

(専門)材料力学,粘弾性学、プラスチック材料、他 

(著書)“プラスチックの粘弾性特性とその利用法-成形不良対策法/発泡制御法-
“新保 實、共立出版、A5版313p、2013.7.
“発泡成形・中空成形・圧空成形の量産実施に向けての準備と、環境負荷低減の具体的な手段の解説”、鈴木康公、新保 實、S&T出版、A4版191p、2022.10.
他17編

(主研究テ-マ)
1.プラスチックおよびプラスチック系複合材料の成形過程で生ずる残留応力の発生機構の解明
2.マイクロセルラ-プラスチックのプロセッシングに関する研究
上記研究論文多数

(所属学会)
日本機械学会 永年会員(平成15年度(第81期)~平成16年度(第82期):評議員)
Cellular Polymers(UK):Editorial Member (平成18年~)

受賞:平成11年:プラスチック成形加工学会より功労賞受賞
平成12年:SPEより貢献賞受賞、
平成21年:エレクトロニクス実装学会論文賞受賞
平成21年:先端加工学会論文賞&技術賞受賞、

受講料 45000円/1人(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

Ⅰ. プラスチックとは
1.プラスチックの種類
2.プラスチックの原料と作り方
3.主要国の生産量と使用量
4.プラスチックの公害問題

Ⅱ. プラスチックの成形・加工方法
1.プラスチックの成形方法
2.特殊な成形方法
3.プラスチックの加工方法

Ⅲ. プラスチックの力学特性
1.力学特性
2.熱特性
3.弾性・粘性・粘弾性
4.強度特性
5.クリ-プ挙動,緩和挙動

Ⅳ. プラスチック成形品の不良要因と対策法
1.成形品の主不良要因
2.射出成形品の不良要因と現象
3.反り&変形の要因と対策法
4.不良低減化の新成形方法

Ⅴ. プラスチックのリサイクル
1.リサイクル規制
2.リサイクル方法
3.容器包装リサイクル法

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー