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炭素繊維強化プラスチックの基礎とリサイクル最新動向

~炭素繊維強化プラスチックの基礎とリサイクルの重要性、.熱分解法によるリサイクルの研究事例、溶解法によるリサイクルの研究事例、CFRPリサイクルの新しい取り組み~

ゴムタイムス社

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趣旨

 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は魅力的な材料特性から、その使用用途が大幅に拡大している複合材料です。一方で処理方法には課題が山積しており、有効なリサイクル手法が確立していないのが現状です。現在も様々なアプローチで解決策が研究されています。

 本講座ではCFRPリサイクル研究の最新事例を紹介し、それぞれの原理から狙い、メリット・デメリットを解説します。一般的には熱分解法による樹脂分解が最も有効な手法であり、次いで化学的な溶解法が挙げられます。これらの性能向上ための研究に加えて、最近では新しいアプローチも報告されており、非常に研究が盛んな領域になっています。このような研究事例の紹介から、今後のCFRPリサイクルの展望を考えます。

受講対象者

CFRPリサイクル技術に興味のある方
新しいCFRPリサイクル技術を検討されている方

日時 2024年5月14日13:30~16:30
講師 大島 一真(九州大学大学院工学研究院化学工学部門 助教)
講師略歴

2015年 早稲田大学大学院先進理工学研究科 博士後期課程修了、博士(工学)取得

2015-2018年 沼津工業高等専門学校 物質工学科 助教

2018-2021年 成蹊大学工学部 物質生命理工学科 助教

2021年~ 現職

受講料 45000円/1人(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 冊子のテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
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プログラム

1.炭素繊維強化プラスチックの基礎とリサイクルの重要性
 1.1 炭素繊維強化プラスチックとは
 1.2 リサイクルの現状
 1.3 リサイクル技術の分類
 1.4 最新の研究動向

2.熱分解法によるリサイクルの研究事例
 2.1 熱分解法の原理
 2.2 最新の研究事例紹介
 2.3 熱分解リサイクルの課題

3.溶解法によるリサイクルの研究事例
 3.1 溶解法の原理
 3.2 化学溶媒による樹脂溶解
 3.3 超臨界流体による樹脂溶解
 3.4 溶解リサイクルの課題

4.CFRPリサイクルの新しい取り組み
 4.1 リサイクルの課題と新しいアプローチ
 4.2 電気を用いたCFRPリサイクル
 4.3 副生成物を活用した効率向上
 4.4 リサイクル性の高いCFRP開発
 4.5 リサイクル炭素繊維の活用

5.まとめと展望
(質疑応答)

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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