ゴムタイムス社 合成ゴム特集 三井化学 EPDMの需要が昨年末から急回復 製品の差別化図り販売拡充へ 2021年5月10日 7時 エチレン・プロピレンゴム(EPDM)の「三井EPT」を製造・販売する三井化学のエラストマー事業部の販売はグローバルで回復している。 20年度の需要動向は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、EPDMの主用途の自動車が大幅な減産となった結果、昨年4~6月の需要は大幅に減少した。しかし、自動車……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 S―SBR次世代製品に注力 顧客ニ―ズ対応し高機能化目指す 2021年5月10日 7時 エコタイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)を中心に製造・販売する旭化成。 同社が扱う合成ゴム製品には、S―SBR「タフデン」、BR「ジエン」と「アサプレン」、SBR「タフデン」と「アサプレン」がある 20年度の合成ゴムの動向は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、上半期は大き……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 BRが昨年末から急回復に 次世代BRとして高付加化価値へ 2021年5月10日 7時 宇部興産の合成ゴム事業は、ゴムの代表品種の一つであるポリブタジエン(BR)、中でもコバルト触媒で重合されるハイシスBR「UBEPOL」を製造・販売する。 同社合成ゴム事業部の20年度の動向は「主要用途であるタイヤ業界は、第2四半期の間、新型コロナウイルスの感染拡大影響により、需要が急減し、対前年……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 特殊架橋HNBRとACMに注力 耐熱性向上をカギに需要獲得へ 2021年5月10日 7時 日本ゼオンの20年度の合成ゴムの事業概況は、当初はコロナ禍で停滞したが、昨年8月から徐々に回復基調となり、特に汎用ゴムは自動車生産の回復とともに早く需要が戻った。一方、特殊ゴムは回復の戻りが若干遅れたものの、10月以降は前年実績を上回る状況だという。 その要因として「お客様の製品在庫や各部品の……
ゴムタイムス社 優良合成ゴムメーカー一覧 2021年5月10日 6時 旭化成株式会社 住所:東京都千代田区有楽町1-1-2日比谷三井タワー 電話:TEL. 03-6699-3250 URL:https://www.asahi-kasei.com/jp/ 宇部興産株式会社 住所: 東京都港区芝浦1-2-1 シーバンスN館 電話: 03-5419-6110 URL: https://www.ube-ind.co.jp/ JSR株式会社 住所: 東京都港区東 …… 続きを読む
ゴムタイムス社 合成ゴム特集大阪ソーダ ACM「ラクレスター」が堅調 中国やアジアに新規採用進む 2021年4月19日 7時 大阪ソーダは4月1日に組織改正を実施。機能材事業部は、営業第一部と営業第二部を統合し営業部とし、事業企画部を新設した。従来の営業部間の連携を強化すると共に、事業部が製造、販売、開発を一体で運営する事業部制的組織運営体制を取ることで、各製品の競争力を高めて拡販していく考えだ。 機能材事業部で扱う……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集住友化学 エスプレンを高機能化へ 高耐寒性グレード適応広がる 2021年4月19日 7時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の「エスプレンEPDM」を製造・販売する住友化学。 20年度のエスプレンEPDMの動向では、4~8月は自動車生産の減少に伴い販売が減少したものの、国内は9月から需要が本格的に回復しはじめた。海外では、5月から中国が早く需要が戻りはじめ、他国よりも回復が早……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 医療用手袋の需要が堅調 南陽事業所能増で需要増に対応 2021年4月19日 7時 東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)は、主力のクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」を山口県の南陽事業所(年産3万4000t)で製造している。 20年度を振り返ると、新型コロナウイルスの影響により、昨年5、6月までは販売減だったものの、7月以降は回復基調を示し、9月からはアジア地域を中心とした……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 特集概要 コロナによる生産調整で需要減少 昨年後半から回復の兆し 2021年4月19日 7時 合成ゴムは、タイヤや部品など自動車向けを中心に多様な分野に需要が広がるが、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、自動車メーカーが生産台数を減産した結果、タイヤや自動車部品メーカーの昨年4~6月は大きく需要が減少した。そのため、合成ゴムの需要も落ち込んだ。 品種別に見ると、タイヤ……
ゴムタイムス社 デンカ 青海工場でデボトル増強 医療用手袋向け需要に対応 2020年7月13日 7時 クロロプレンゴム(CR)の世界のトップメーカーであるデンカ(東京都中央区、山本学社長)は、新潟県の青海工場で、昨年10月の定修時にデボトルによる年間数千トンの能力アップを予定通り実施した。ラテックスの供給能力も増強され、需要が拡大する医療用手袋向けラテックス需要に対応する。 同社のCR「デンカク……
ゴムタイムス社 ラテックスへのシフトを継続 手袋・接着剤・土木に注力 2020年7月13日 7時 昭和電工(東京都港区、森川宏平社長)は、クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を川崎事業所(年産2万3000t)で製造している。5月現在、新型コロナウイルス流行に端を発する世界的な需要減退を主要因に、前年比で販売数量は減少しており、生産は販売量見合いとなるが、新型コロナウイルスの感染防止対策を……
ゴムタイムス社 宇部興産 高付加価値化を推進 顧客満足度世界一へ 2020年7月13日 7時 宇部興産(東京都港区、泉原雅人社長)のポリブタジエンゴム(BR)「UBEPOL・BR」は、大半がタイヤ向けとなる。19年度の国内需要は、年度末に新型コロナウイルスの影響があったものの、ほぼ前年度並みで推移した。地域別では、国内は需要が安定し、千葉工場(年産12万6000t)でフル稼働が続いた。一方、……
ゴムタイムス社 旭化成 第5世代を積極的に拡販 ニーズの多様化に対応 2020年7月13日 7時 溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)を製造・販売する旭化成(東京都千代田区、小堀秀毅社長)の合成ゴム事業部では、シンガポール工場の生産能力増強が昨年1月に完工し、本格生産を開始した。この3万tの能増で、シンガポール工場は2系列で年産13万tの能力となった。川崎製造所(年産10万5000t・……
ゴムタイムス社 JSR SSBR販売堅調で4%増 3拠点体制本格始動へ 2020年7月13日 7時 JSR(東京都港区、エリック・ジョンソンCEO)の19年度は、米中貿易摩擦の影響で中国を中心に自動車生産が落ち込んだことに加え、2月以降に新型コロナウイルス感染拡大を受けタイヤメーカーが一時操業停止や生産縮小を実施したことも重なり、グローバルでは年間を通して低調に推移した。 エラストマー事業では……
ゴムタイムス社 日本ゼオン タイのACM新工場が完工 特殊架橋タイプHNBRも注力 2020年7月13日 7時 日本ゼオン(東京都千代田区、田中公章社長)の19年度は、需要家の景況が総じて芳しくなく、8月以降出荷にブレーキがかかった。これは、自動車産業の世界的な低迷の影響が大きいが、建設機械、工作機械など一般工業品用途も同様に厳しい状況となった。合成ゴム事業は、数量は前期比2%減、売上は同11%減。売上の減少……
ゴムタイムス社 東ソー 南陽事業所でCR能増 医療用手袋需要に対応 2020年5月4日 10時 東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)は、クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」を山口県の南陽事業所(年産3万4000t)で製造している。19年度は、6月ごろまで需給がタイトだったが、その後は米中貿易摩擦に起因する需要減速でタイト感は解消し、新規の引き合いへの対応も始めた。同製品はアジア向けの輸出が……
ゴムタイムス社 三井化学 新型コロナの影響不透明 収束後の安定取引構築ヘ 2020年5月4日 10時 三井化学(東京都港区、橋本修社長)が製造・販売するエチレン・プロピレンゴム(EPDM)「三井EPTTM」。日本の製造拠点は千葉県の市原工場(公称能力9万5000t)で、6割強を自動車関連の用途が占める。また、中国への供給は上海中石化三井弾性体(SSME、公称能力7万5000t)が担う。 19年度は……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 特集概要 自動車向け需要回復に期待 コロナ収束見据え開発にまい進 2020年5月4日 9時 合成ゴムは、タイヤや部品など自動車向けを中心に多様な分野に需要が広がるが、2019年は米中貿易摩擦を端緒に世界経済が減速した影響を受け、自動車関連を中心に需要が全般的に弱まった。 合成ゴム工業会がまとめた19年の生産実績によると、合成ゴム全体の生産量は153万1092tで前年比2・4%減となり、……
ゴムタイムス社 住友化学 さらなる高機能付与を推進 対話深め迅速な製品化へ 2020年5月4日 9時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の「エスプレンEPDM」を製造・販売する住友化学(東京都中央区、岩田圭一社長)。19年度は市況と原油価格の下落等で難しい対応に迫られる年度となり、18年度比で販売数量がやや減少した。今年2月からは、新型コロナウイルスの影響で中国での需要が落ち込んでいる。世……
ゴムタイムス社 JSR タイヤ用新SBRを開発 四日市工場で量産化にめど 2019年11月5日 10時 JSR(東京都港区、エリック・ジョンソンCEO)は、乗用車タイヤ用に強度、耐摩耗性、耐久性を大幅に改善した新しいスチレン・ブタジエンゴム(SBR)を開発したと今年9月に発表し、米国で10月初旬に同材料に関する学術発表を行った。山脇一公・上席執行役員エラストマー副事業部長によれば「これは全く新しいポ……
ゴムタイムス社 日本ゼオン ACM新工場、20年春に完工 耐熱性向上品近く上市 2019年11月5日 10時 日本ゼオン(東京都千代田区、田中公章社長)の19年度の上半期は、需要先の景況が総じて芳しくなく、特に6~8月は需要が弱含みとなった。米中摩擦や各国の保護主義などの諸問題が全てマイナス要因となっている。合成ゴム全体の動向を見ると、販売数量は前年同期を上回ったが、原料価格下落に伴い製品単価が下がり、売……
ゴムタイムス社 三井化学 海外販売 期初予想下回る 差別化製品 自動車部品で評価 2019年11月5日 9時 三井化学(東京都港区、淡輪敏社長)が製造・販売するエチレン・プロピレンゴム(EPDM)「三井EPT」。足元の需要環境について、エラストマー事業部の水川修一EPTグループリーダーは「取引先の部品メーカーやコンパウンダーからの引き合いがかなりスローダウンしている」と説明する。 千葉県の市原工場(公……
ゴムタイムス社 宇部興産 高付加価値品比率を拡大 新規触媒BRの開発促進 2019年11月5日 9時 宇部興産(東京都港区、泉原雅人社長)のポリブタジエンゴム(BR)「UBEPOL・BR」は、大半がタイヤ向けとなるが、19年度上半期は新車生産台数の世界的な落ち込みに連動して需要が弱まった。同社のBR事業は近年、年率2~3%の成長を維持してきたが、今年度は横ばい程度となる見通しだ。 地域別では、国……
ゴムタイムス社 住友化学 新工場のコスト優位強調 耐寒性向上品に注力 2019年11月5日 9時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の「エスプレンEPDM」を製造・販売する住友化学(東京都中央区、岩田圭一社長)。7~8割が自動車部品向けの同製品だが、19年度の上半期は顧客の在庫調整などで販売が鈍化し、海外向けや、海外拠点を持つ日系自動車部品メーカー向けの販売が減速した。中国、インド、……
ゴムタイムス社 デンカ ドライのタイト感緩和へ 青海の能増、年内に完工 2019年11月5日 9時 クロロプレンゴム(CR)の世界のトップメーカーであるデンカ(東京都中央区、山本学社長)。新潟県の青海工場(年産10万t)と米国DPE社(推定5万t)の2拠点体制で製造する同社のCR「デンカクロロプレン」は、その8割以上が輸出向けとなるが、19年度の上半期はアジアを中心に需要の停滞が見られ、売上が前年……
ゴムタイムス社 東ソー 南陽事業所の能力増強 手袋用途拡大に期待 2019年11月5日 9時 クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」の需要が堅調に推移する東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)では、南陽事業所(年産3万4000t)でのフル生産、フル販売が続く。 CRのタイトな需給環境は、中国やインドで需要が停滞気味となったことに加え、欧州メーカーの能増などによる供給増を受け、若干緩和した……
ゴムタイムス社 昭和電工 ラテックス販売が伸長 生産性向上で安定供給 2019年11月5日 9時 クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を製造・販売する昭和電工(東京都港区、森川宏平社長)は、川崎事業所(年産2万3000t)でフル生産・フル販売を継続している。 CRは、この2年ほど需給がひっ迫していたが、アランセオの生産能力増強や中国メーカーの生産再開で供給難が緩和され、今年4~6月には……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 特集概要 CR各社が能増に着手 S―SBRの好調続く 2019年11月5日 8時 合成ゴム工業会がまとめた1~6月の合成ゴムの生産実績によると、生産量は合計78万6014tで前年同期比0・4%減となった。SBRの生産量が前年に比べ5%減となったほか、NBRを除く全品種が前年実績をやや下回った。 品種別の生産量を見ると、タイヤ向けが中心の汎用ゴムは、SBRが26万3666tで同5……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ 青海工場のCR能力増強へ 安定供給で成長を促進 2019年5月27日 15時 クロロプレンゴム(CR)の世界のトップメーカーであるデンカの18年度CR販売は、米国子会社(DPE社)にて寒波の影響による販売数量の減少はあったものの、全体ではほぼ計画通りであった。しかしながら、「18年度後半より中国の景気減速の影響が顕在化し始めており、今後の動向を注視する必要がある」(渋谷晋一エラ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 住友化学 サウジの新工場で商業生産開始 EPの高機能化に注力 2019年5月27日 14時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)を製造・販売する住友化学は、サウジアラビアでサウジアラムコ社と進めていた石油精製と石油化学の統合コンプレックス「ペトロラービグ」のEPDM新プラント(年産7万t)が昨年完成し、商業生産が緒に就いた。アジアにはシンガポールの住友化学アジアから、欧……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 ラテックス製品に特化 生産性向上で安定供給維持 2019年5月27日 13時 クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を製造・販売する昭和電工では、CRの世界的な需給タイトを受け、川崎事業所(年産2万3000t)でフル生産・フル販売が続いている。18年度の合成ゴム事業は、各製品群の販売が堅調だった上、市況も良好で、増収増益となった。 特に好調だったのは、同社が成長分野とし……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 第5世代製品を積極拡販 連続重合の優位性強調 2019年5月27日 11時 エコタイヤ向けに需要拡大が続く溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)を製造・販売する旭化成の合成ゴム事業部では、シンガポール工場の生産能力増強が今年1月に完工し、本格生産を開始した。今回の3万tの能増で、シンガポール工場は2系列で年産13万tの能力となる。川崎製造所(年産10万5000t・B……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 千葉工場に試験プラント タイ、マレーシアの能増に着手 2019年5月27日 11時 ポリブタジエンゴム(BR)を製造・販売する宇部興産の合成ゴム事業部は、「各拠点から予定通り出荷している。引き続き生産体制の拡張を充実させていく」(化学カンパニー・合成ゴム事業部・森滋事業部長)と、着実な成長を示している。千葉工場(年産12万6000t)のフル稼働が続くほか、タイのTSL(同……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 特集概要 各社の能力増強相次ぐ 2019年5月27日 8時 合成ゴムは、タイヤなどの自動車関連用途を中心に多様な分野で需要が旺盛で、メーカー各社は、安定供給に尽力しながら、高機能グレードによる差別化を進めている。 旺盛な需要を受け、生産能力を
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 効果的増産を慎重検討 既存顧客に安定供給 2019年5月10日 14時 東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループは、クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」の需要が堅調に推移し、年産3万4000tの能力を持つ南陽事業所でのフル生産、フル販売が続く。 CRは、世界的に需要が堅調で需給が非常にタイトな状況が長引いている。同社では既存の顧客への安定供給に全力を挙げており……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン SSBR高い成長率示す ゼットポール乾燥能力を増強 2019年5月10日 14時 日本ゼオンの19年は「我慢の年」という様相で幕を切った。 中国で昨年後半から自動車生産が一気に落ち込み、濃淡はあるものの日系企業にも影響が出始め、特殊ゴムの需要先にも波及している。米国も景気に力強さが薄れ、EUもドイツを中心に景気が冷え込んだ印象で、「合成ゴムを取り巻く環境は混迷を極めつつある」……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 三井化学 差別化グレードで需要拡大 海外市場の販売体制強化 2019年5月10日 13時 エチレン・プロピレンゴム(EPDM)の「三井EPT」を製造・販売する三井化学のエラストマー事業部は、競合メーカーの能力増強が相次ぐ中、差別化製品に注力して、市況変動の影響を受け難い事業体質を構築する方針だ。 EPDMをめぐっては、ダウの米国プラントが昨年本格稼働し、住友化学の中東プラントが19年……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 JSR ハンガリー工場 本格稼働へ S―SBR 技術優位性を強調 2019年5月10日 13時 JSRがヨーロッパのハンガリーで建設を進めていた低燃費タイヤなど高機能タイヤ向けの「溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(S―SBR)」の新プラント(6万t)がいよいよ今年度から本格稼働する。 同社では2017年度から始まった中期経営計画「JSR20i9」でS―SBRのグローバル市場でのNo・1獲得……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 CRの需給タイト続く 開発はラテックスにシフト 品種統合・採算是正進める 2018年11月9日 10時 クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を生産・販売する昭和電工は、需給がタイトな中、「グローバルに需給バランスを改善するほどの供給力は我々にはないが、お客様に少しでも多く供給していく」(有機製品部エラストマーグループ・片山知樹グループリーダー)として安定供給に努めている。 CRの世界市場につ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 国内向けの安定供給に注力 CRのフル稼働、フル販売続く 2018年11月9日 10時 東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループは春先に同社のクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」の値上げを打ち出し、ユーザーの理解を得て値上げ決着済み。 同社のCRは内外の旺盛な需要に支えられ同社南陽事業所(年産3万4000t)でのフル生産、フル販売が継続している。 CRの世界需要は堅調に推移……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ CR供給基盤の整備に注力 増産計画を年内に決定 スペシャリティー化を推進 2018年11月9日 10時 デンカのCR事業の19年3月期の第1四半期は、DPE社が寒波の影響で減産となり販売数量は減少したものの、海外市場での価格是正により増収となった。「事業継続のために採算を是正し再投資を続ける必要がある」(石塚賢二郎エラストマー部長)ことから、コストダウンや生産性向上に取り組むとともに価格改定の理解も……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 住友化学 EPDMの安定供給に注力 高機能グレードが採用進む サウジ新工場が操業… 2018年11月2日 10時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)を製造・販売する住友化学は、国内では、ナフサ価格が上昇しているものの市況は堅調で、需給逼迫が更に進んだ様相となっており、フル生産、フル販売が続き安定供給の維持に努めている。 海外では、日系の顧客については、中国の環境規制強化の影響も少なく、販売数量が……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 BR20年に34・5万tに 差別化製品の需要が拡大 マレーシア、タイの能増で 2018年11月2日 10時 BR(ポリブタジエンゴム)を製造・販売する、宇部興産の合成ゴム事業部は、原料価格の高騰などから19年3月期の第1四半期は減収減益となった。価格改定の効果が現れた前年同期と対照的に、今期はブタジエン価格の上昇に製品価格の転嫁が追いつかず減益となった。ただ、秋口にかけてブタジエン市況が緩むと同社は見て……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 シンガポール能増 19年1月に稼働 2018年11月2日 10時 旭化成の合成ゴム事業部が進めている低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム「S―SBR」のシンガポール工場の生産能力増強が2019年1月に完工する。 同工場の生産能力増強は年3万t。これによりシンガポール工場は2系列で合計13万t/年となり、国内の川崎工場10万5000t、大分工場3万500……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 特殊ゴムの事業領域拡大 タイにアクリルゴム生産拠点 2018年11月2日 10時 日本ゼオンのエラストマー素材事業では水添NBR、アクリルゴムなどの特殊ゴムを重点事業として位置付け特殊ゴムの事業領域拡大を図っている。 耐熱性、耐油性に優れるアクリルゴムについてはタイにアクリルゴムの製造および販売事業を展開する子会社「ゼオン・ケミカルズ・アジア(仮称)」を10月に設立する。世界……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 JSR インド市場に積極攻勢 バナジウムEPは需給タイト 2018年11月2日 10時 JSRはタイヤ及び自動車部品向けエラストマー製品の需要拡大が予想されるインドに現地法人「JSR Elastomer India Private Limited」を設立し、合成ゴム等エラストマー製品の営業・マーケティング活動を開始した。 インドでは自動車排ガスの環境規制強化を背景に、低燃費タイヤ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 採算是正で価格改定相次ぐ S―SBRの需要拡大続く 2018年11月2日 10時 合成ゴムは、タイヤなどの自動車関連用途を中心に多様な分野で需要が旺盛で、生産・販売する各社とも、ニーズに応じ絶え間なく製品を供給することに尽力している。今回取材した主要メーカーのほぼ全社から「安定供給」という言葉が聞かれた。 安定供給に向け、採算是正のための製品価格の値上げと、生産能力の増強や……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ CRの能増検討を開始 スペシャリティー化を推進 2018年4月13日 11時 デンカは今年度からスタートする新経営計画「Denka Value―Up」で成長戦略の一つである「基盤事業のスペシャリティー化」に基づく、スペシャリティー製品の拡充とソリューションビジネスの強化を図る。 エラストマー部ではスペシャリティー化の一環として、工業用ゴム製品の製造・加工・販売会社「シー・……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 JSR ハンガリー工場 18年度中に稼働 S-SBR 3極で最適供給体制 2018年4月13日 11時 JSRがヨーロッパのハンガリーで建設を進めている低燃費タイヤ向けの「溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(S―SBR)」の新プラント(6万t)が2018年度中に稼働する。同社はハンガリーの総合エネルギー会社、MOL(ブダペスト)と2013年に溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(S-SBR)の製造・販売を行う……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 2020年代前半に新規プラント S-SBR 欧州など複数候補地 2018年4月13日 11時 旭化成は高機能ポリマー事業の拡充・強化を図るため、4月1日付で高機能ポリマー事業本部の組織を再編した。 同事業本部に新たにエラストマー事業部を新設、合成ゴム事業部にプロジェクトの推進部隊としてESP推進部を設けた。加え企画管理部傘下の合成ゴム企画室をゴム・エラストマー企画室に改称している……