JSR タイヤ用新SBRを開発 四日市工場で量産化にめど

2019年11月05日

ゴムタイムス社

 JSR(東京都港区、エリック・ジョンソンCEO)は、乗用車タイヤ用に強度、耐摩耗性、耐久性を大幅に改善した新しいスチレン・ブタジエンゴム(SBR)を開発したと今年9月に発表し、米国で10月初旬に同材料に関する学術発表を行った。山脇一公・上席執行役員エラストマー副事業部長によれば「これは全く新しいポリマーで、タイヤ用では約20年ぶりの新材料の発表になる」とのことである。既に試作品が完成し顧客の評価を受けている段階で、四日市工場で量産化のめども立っているという。

山脇副事業部長

山脇副事業部長

 この新材料は、独自の分子設計技術と水素添加技術を組み合わせて不飽和結合数を最適化させることで、ゴム分子同士の絡み合い数の増加と、架橋時の応力集中の分散が可能となり、従来の溶液重合SBR(S―SBR)対比で強度を約2倍に向上できる。トレッドコンパウンドに使用すると、従来のS―SBR搭載タイヤに比べ、低燃費性能とグリップ性能を維持したまま耐摩

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JSR タイヤ用新SBRを開発 四日市工場で量産化にめど

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