合成ゴム特集 三井化学 EPDMの需要が昨年末から急回復  製品の差別化図り販売拡充へ

2021年05月10日

ゴムタイムス社

 エチレン・プロピレンゴム(EPDM)の「三井EPT」を製造・販売する三井化学のエラストマー事業部の販売はグローバルで回復している。
 20年度の需要動向は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、EPDMの主用途の自動車が大幅な減産となった結果、昨年4~6月の需要は大幅に減少した。しかし、自動車の生産が回復するとともに、需要も回復基調を示し、第2四半期以降、特に第3四半期と第4四半期は需要が大幅に伸びたという。

 足元の1~3月では 「自動車の生産が回復したため、需要が極めて強い状況だ。各部品メーカー様やコンパウンドメーカー様からの引き合いは強い」(エラストマー事業部EPTグループ・水川修一グループリーダー)と需要が年初から強い状態で推移している。
 国内生産拠点の市原工場はコロナ禍で需要が大幅に減少したため昨年度は一時生産調整を行ったが、

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