合成ゴム特集 旭化成 シンガポール能増 19年1月に稼働

2018年11月02日

ゴムタイムス社

 旭化成の合成ゴム事業部が進めている低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム「S―SBR」のシンガポール工場の生産能力増強が2019年1月に完工する。

シンガポール工場

シンガポール工場

 同工場の生産能力増強は年3万t。これによりシンガポール工場は2系列で合計13万t/年となり、国内の川崎工場10万5000t、大分工場3万5000tと合わせ、同社のS―SBRの生産能力は合計27万tと、連続重合法による世界最大のトップメーカーを引き続き維持する。

 同社のS―SBRは国内外のタイヤメーカーからの支持を得ており、「成長の要因は一つには製品力。付加価値の高いものを品揃えし世界中のお客様にご評価いただいている」と高成長の背景を説明する。

 タイヤの低燃費性とグリップ性能を高次元でバランスさせながら、耐摩耗性や操縦安定性の改良を実現したのが第5世代製品。同社では現在主力である第4世代品に続き、低燃費性能やグリップ等をバランス良く更に進化させた第5世

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