東海カーボンの12月期連結決算 カー黒事業は2%増収

2013年02月25日

ゴムタイムス社

 東海カーボンは15日、東京本社で12年12月期連結決算説明会を開催、工藤能成社長、松原和彦経理部長が出席して概況を説明した。
 同社の12月期連結決算は、売上高987億400万円、前期比5・9%減、営業利益57億円、同45・5%減、経常利益64億7000万円、同36・0%減の減収減益となった。当期純利益は19億9300万円で同67・4%減となった。
 同社グループの対面業界であるゴム製品、鉄鋼、情報技術関連、産業機械などの各業界は、海外景気の減速や円高による輸出の不振などにより、総じて需要の回復は力強さに欠けた。この結果、売上高は約6%の減収となり、損益面は販売数量の減少などにより減益を余儀なくされた。最終利益は連結子会社の設備などの減損損失(21億4000万円)を特別損失に計上したことで大幅な減益となった。
 「12年度は3ヵ年中期経営計画(T-2012)の最終年度だったが、厳しい経営環境により数値目標は達成できなかったもののコストダウンや生産効率の改善などの収益体質強化策は着実に進展したと思う」(工藤社長)と今期の業績を総括した。
 カーボンブラック事業は、世界景気の減速などによるタイヤ生産の減少や秋口からの国内の自動車生産の落ち込みなどにより、需要は国内外とも減少基調で推移。震災で操業停止していた石巻工場は、6月から全面的な生産を再開したが、カーボンブラック販売量は前期より減少した。また、販売価格は原料油価格の上昇に対応した改定を実施した結果、売上高は409億6800万円、前期比2・2%増、営業利益は販売数量減や石巻工場の操業再開に伴う減価償却費が増加し43億5700万円、同26・7%減となった。
 工業炉および関連製品事業部門の売上高は42億3900万円、同21・5%減、営業利益1億8000万円、同84・0%減となった。
 次期の連結業績予想は、為替レート1㌦=ドル=88円を想定し、売上高1100億円、営業利益40億円、経常利益43億円、当期純利益27億円を見込んでいる。

 

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