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信越ポリマーの4~6月期 減収も営業益が倍増

2016年07月26日

ゴムタイムス社


 信越ポリマーの2017年3月期第1四半期連結決算は、売上高は179億3700万円で前年同期比1・1%減、営業利益は16億4500万円で同118・5%増、経常利益は11億9600万円で同3・9%増、四半期純利益は8億2700万円で同5・8%増となった。

 電子デバイス事業では、自動車関連入力デバイスの出荷が堅調に推移した。全体として売上げは前年をやや下回ったものの、利益を伸ばした。入力デバイスは、自動車電装スイッチの用途増加と搭載率上昇を背景に自動車用キースイッチ及びタッチスイッチが安定的に推移した。薄型ノートパソコン用タッチパッドは、パソコン市場停滞の影響などにより落ち込んだ。ディスプレイ関連デバイスは、液晶接続用コネクターの需要が低調だった。コンポーネント関連製品は、電子部品検査用コネクターがスマートフォン生産調整の影響などにより伸び悩んだ。結果、同事業の売上高は45億7200万円で同4・9%減、営業利益は2億4800万円で同23・6%増となった。

 精密成形品事業では、半導体関連容器の出荷が好調に推移し、全体として売上げは前年を上回り、利益も大きく伸ばした。半導体関連容器は、半導体業界の好調な需要を背景に、主力の300mmウエハー用製品が高水準に推移した。OA機器用部品は、主要ユーザー向け製品が伸び悩んだ。キャリアテープ関連製品は、自動車電装分野向けの需要が堅調な一方、スマートフォン用セラミックコンデンサーなどの微細部品用製品が振るわなかった。シリコーンゴム成形品は、メディカル関連製品や建材関連製品など主力製品が安定的に推移した。結果、同事業の売上高は76億5100万円で同2・2%増、営業利益は12億1700万円で同66・0%増となった。

 住環境・生活資材事業では、塩ビ関連製品の国内市場での需要低迷と価格競争により、全体として売上げは前年をやや下回ったが、利益は改善した。ラッピングフィルムなどの包装資材関連製品は、食品スーパーマーケット向けがやや回復したものの、外食産業向けが横ばいとなった。塩ビパイプ関連製品は、住宅着工戸数の伸び悩みにより、受注量確保が厳しい状況が続いた。機能性コンパウンドは、国内の自動車生産ライン停止が重なるなどの影響で不安定な出荷が続いた。外装材関連製品は、価格競争が激しい中で熊本地震の震災復興需要などにより、前年並みで推移した。結果、同事業の売上高は41億4500万円で同4・0%減、営業利益は5400万円(前年同期は2億3100万円の損失)となった。

 その他の工事関連では、首都圏を中心に商業施設の新築・改装物件の受注を獲得し、売上げは前年並みとなった。結果、その他の売上高は15億6600万円で同2・9%増、営業利益は1億2400万円で同147・2%増となった。

 通期の連結業績予想は当初、合理的な算定が困難であるため未定としていたが、最近の事業環境や業績動向などを踏まえ、売上高は760億円で前期比1・3%増、営業利益は53億円で同29・2%増、経常利益は50億円で同10・3%増、当期純利益は34億円で同7・9%増の見込みを示した。

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