住友理工の4~12月期 償却費増で増収減益

2015年01月27日

ゴムタイムス社

 住友理工の2015年第3四半期連結決算は、売上高が2946億1100万円で前年同期比9・3%増、営業利益はのれん償却費増加などにより61億8000万円で同18・2%減、経常利益は52億2400万円で同11・0%減、四半期純利益は6億4500万円で同79・0%減となった。

 自動車用品部門では、国内市場において、自動車生産台数減により売上が減少したものの、海外市場において、北米、中国の自動車販売が増加したことにより、セグメント間消去前の売上高は、2527億6600万円で同11・2%増と前年同期の実績を上回った。しかし、海外買収会社ののれん償却費の負担増加、南米の経済活動鈍化などにより、営業利益は42億7100万円で同9・5%減となった。

 一般産業用品部門では、産業用ゴム製品分野は、鉄道車両用防振ゴムの販売が好調であったものの、プリンター向け機能部品など事務機器向け精密部品分野は、国内を中心に高機能品の需要が伸び悩み、セグメント間消去前の売上高は、502億6400万円で同1・3%減と前年同期の実績を下回った。営業利益は、国内外の新規拠点立ち上げ費用などにより、19億900万円で同32・7%減となった。

 通期の連結業績予想は、売上高が3900億円で前期比5・7%増、営業利益が120億円で同11・6%減、経常利益が100億円で同9・4%減、純利益が30億円で同26・4%減を見込んでいる。

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