鬼怒川ゴムの4~9月期 売上横ばい、営業益18%減

2014年11月06日

ゴムタイムス社

 鬼怒川ゴム工業の15年3月期第2四半期連結決算は、売上高が364億9400万円、前年同期比0・0%増(同200万円増)でわずかに増収となったものの、営業利益は30億700万円、同18・2%減、経常利益は31億5600万円、同21・9%減で、増収減益となった。四半期純利益は19億200万円、同16・7%減。

 同社グループの主要得意先である自動車生産は、前年同期比で国内は約2割弱の減少、海外は中国が前年同期並み、米州が約1割の増加、グローバルでは微増となった。

 このような状況の下で、同社グループは車体シール部品に加え防振部品・ホース部品のグローバル供給体制を拡充するとともに、原材料の現地調達や生産性向上などの活動に取り組み、前期に発生した米州・タイでの新車部品の生産立上げに伴うロスは、全社を挙げた生産準備活動及び生産管理システムの整備・充実により、大幅に減少した。また、新拠点については生産開始に関するグローバル標準を徹底し、進捗管理を充実することにより計画的に生産を開始している。

 損益面では、資材調達や生産性向上などの合理化が米州の収益改善に効果を挙げたが、利益率の高い日本における生産が減少したことなどにより、減益となった。

 セグメント別の日本では、売上高は主要得意先の自動車生産台数の減少により、211億2600万円、同6・0%減となった。営業利益は、操業度の低下と製品構成の変化により、16億5000万円、同27・8%減となった。

 米州では、売上高は主要得意先の自動車生産台数の増加及びメキシコ拠点の生産能力拡大により、61億1400万円、同29・2%増となった。営業利益は、生産性の向上や材料歩留りの改善などの活動の効果により、1億1800万円(前年同期は1億9800万円の損失)となった。

 アジアでは、売上高は中国での主要得意先の自動車生産の増加はあったもののタイの受注が減少したことにより、92億5300万円、同0・3%減となった。営業利益は、製品構成の変化及び得意先の生産開始遅延のため中国の新拠点で立上げロスが発生したことなどにより、12億900万円、同20・5%減となった。

 通期業績予想については前回発表から変更はなく、売上高765億円、前期比2・6%増、営業利益86億円、同17・9%増、経常利益86億円、同6・4%増を見込んでいる。

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