鬼怒川ゴム 4~6月期 国内、タイの生産減で増収も減益

2014年08月07日

ゴムタイムス社

 鬼怒川ゴム工業の15年3月期第1四半期連結決算は、売上高が176億8200万円、前年同期比1・4%増となった。営業利益は13億3200万円、同14・3%減、経常利益は12億5700万円、同33・4%減で増収減益となった。四半期純利益は6億9400万円、同41・1%減。

 同社グループの主要得意先である自動車生産は、前年同期比で国内は約1割の減少、海外は中国及び米州が約2割の増加、グローバルでは微増となった。また、為替変動により売上高が約7億円増加した。

 損益面では、資材調達や生産性向上などの合理化が米州の収益改善に効果をあげたが、日本及びタイでの生産の減少や、前期に計上した為替差益がなくなった影響などにより、減益となった。

 セグメント別の日本では、売上高は主要得意先の自動車生産台数の減少により、104億3100万円、同2・6%減となった。営業利益は、操業度の低下と製品構成の変化により、7億4800万円、同26・7%減となった。

 米州では、売上高はメキシコ拠点の操業度の上昇及び主要得意先の自動車生産台数の増加により、30億6300万円、同36・2%増となった。営業利益は、生産性の向上や歩留り上昇などの改善活動の効果により、7000万円(前年同期は8700万円の損失)となった。

 アジアでは、売上高は、タイでの生産の減少により、41億8800万円、同6・4%減となった。営業利益は、操業度の低下や新拠点での新車部品生産立上げに伴うロスにより、4億9700万円、同15・5%減となった。

 なお、前期に発生した米州・タイでの新車部品生産立上げに伴うロスと生産遅れに伴う臨時便による輸送費ロスについては、全社を挙げた生産準備活動及び生産管理システムの整備・充実により、大幅に削減することが可能となった。

 また、新拠点の準備についても、当初からの生産・品質・設備・教育に関わるマニュアルの導入と、徹底した進捗管理の実施により計画通りに進めているとしている。

 通期業績予想については前回発表から変更はなく、売上高765億円、前期比2・6%増、営業利益86億円、同17・9%増、経常利益86億円、同6・4%増を予想している。

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