住友ゴム タイ工場① 18年には年産3500万本へ

2014年10月18日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は10月1~3日の3日間、5月に製造を開始したタイの農機用タイヤ工場はじめ、タイヤ第1・第2工場、モールド工場、さらに天然ゴム加工場と天然ゴム農園を報道陣に公開した。天然ゴムの採取から加工、タイヤのモールドから製造まで、タイヤ製造の川上から川下まで見学することができた。

第1工場、太陽工法で生産

第1工場、太陽工法で生産

 スミトモラバータイランドの設立は2005年。新工法「太陽」を導入した第1工場が06年11月に生産を開始した後、翌年10月に大量生産に対応する従来工法を導入した第2工場が稼働した。

 第1工場・第2工場、モールド工場を含めた総面積は61万㎡。 現在の生産能力は日産7万6050本、これを18年には日産10万本、年産3500万本まで引き上げる方針。

 同社では一つの建屋をユニットと呼んでおり、1ユニットに4基の太陽を配置している。1つの太陽で日産千本の生産が可能なため、1ユニットでは日産約4千本の生産が可能となる。
現在9ユニットが稼働しており、第10ユニットは建設中で、最終的には第11ユニットまで増設する予定。

 設備投資では通算1200億円の投資が終了しており、工場の完成形にほぼ近付いている。

従来工法で生産する第2工場

従来工法で生産する第2工場

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