住友ゴム タイ工場 生産能力を大幅増強へ

2010年09月28日

ゴムタイムス社

住友ゴム工業㈱は、タイでの乗用車用タイヤの生産能力を増強、製販一体の活動で市販用および新車用のシェア拡大を図り、製造子会社であるスミトモラバータイランド(SRT)を同社グループ最大のグローバル供給地点に育てる。10年の生産量は日産4万本であるが、能力増強を継続的に行い、12年には7万本体制とし、グループ全体での生産能力は20%となる見込み。

タイ工場

   スミトモラバータイランドは06年11月から操業を開始。新工法「太陽」を海外工場で初めて採用した第1工場と、従来工法による第2工場で構成される。第1工場ではハイパフォーマンス乗用車用ラジアルタイヤを日産1万7150本生産、従来方式の第2工場では乗用車用ラジアルおよび4WD用タイヤを日産1万7550本生産する。
住友ゴムは9月16日、タイ工場で池田育嗣取締役専務執行役員、SRTの長畑亨社長らが出席のもと工場見学会を開催(関連記事=8面)、この中で池田専務は「タイ工場を住友ゴムグループ最大のグローバル供給拠点とする」などと語った。
現在、タイ工場では「太陽」工法採用のユニット棟、素材工程の増築を進め、第2工場(従来工法)の第2棟建設も予定しており、09年に一時緩めた投資も再開、2010年から14年までで500億円を投資、生産能力は現在の4万本から12年には約7万本まで拡大させる計画。

挨拶する池田専務 左

  現在の市場別販売構成は、輸出が83%を占める。タイ国内のOE向けが13%で、リプレイスが4%。輸出の内訳は北米が40%、欧州40%、中近東・その他向けが20%。
同社グループのタイヤ生産能力比率は、09年末実績は日本(白河、名古屋、泉大津、宮崎工場)が66%、中国・インドネシアが25%、タイは9%であるが、タイ工場の能力増強により、12年末には日本55%、中国・インドネシア25%、タイ20%となる見込みだ。
一方、販売面ではダンロップタイヤタイランド(DTT)において、10年は取引タイヤショップを40店増の390店舗とし、TVCM展開、効果的なロードサインボード設置などによりリプレイス市場でのシェア10%を今後年率1%伸ばしていく。さらに、日系自動車メーカーとの取引拡大も進め、将来的にはOEシェア30%を目指す。

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