ピレリ　日本ＧＰ向けにプレス発表会

　ピレリは10月２日、鈴鹿サーキットで開催されるＦ１日本グランプリに向けて、プレスカンファレンスをイタリア大使館で開催した。
　会見でピレリジャパン社長のマルコ・エッリ氏は、
「Ｆ１タイヤ開発が、市販用タイヤの開発にフィードバックされている。Ｆ１のおかげで世界の高級車に対しタイヤを供給することができている」と解説した。
　続いて、グローバル及びアジアパシフィックにおける戦略プレゼンテーションでは、工場とオリジナル製品、研究と開発、ブランド資産と製品ポートフィリオなどのプレミアム戦略をアジアパシフィックマーケティングダイレクターのジョバンニ・アンジェロ・ポンツォーニ氏が説明した。
　ピレリモータースポーツ・ディレクターのポール・ヘンベリー氏は日本グランプリについて「ファンの皆さんが会場で熱心に応援していることが驚きでした。
　マシンの大幅な変化に対応し、タイヤも変化させてきた。その結果非常に白熱した展開となった。
　鈴鹿ではザウパーの小林選手には期待がもてる、エキサイティングなレースを一緒に楽しみたい」とコメント。また、昨年の日本ＧＰではソフトとミディアムタイヤだったが、今年はソフトとハードが使用されるのはなぜか？との質問には、「ドライタイヤ全体が軟らかい方向にシフトしているため、今年のハードタイヤは昨年のミミディアムタイヤに近くなっている。昨年同様エキサイティングな展開になる」と答えた。
　会場にはピレリのスタッドレスタイヤのイメージキャラクターを務めるフィギュアスケーターの安藤美姫選手が和服で登場した。　　昨年のＦ１日本ＧＰを初めて生で観戦したことについて感想を聞かれ、「いつも氷の上で競技をしているので、外の競技であるＦ１を観させて頂くのは初めてで、テレビからは感じ取れないレースの爆音に最初はびっくりしたんですけれど、決勝戦を観させて頂いて、レースの迫力やチームの団結力とか、小さなミスが結果につながるんだとか色々勉強をさせて頂きました」とコメントした。
　安藤選手は２０１０年からピレリスタッドレスタイヤのイメージキャラクターを務めている。
　最後に場所を中庭に移し、ミュージシャンの三浦大知さんが「ＤＲＡＭＡ」など２曲を披露した。