過去最高の売上高を更新 朝日ラバー決算説明会

2019年05月24日

ゴムタイムス社

 朝日ラバーは5月24日、都内で決算説明会を開催し、渡邉陽一郎社長が19年3月期決算と次期の見通しなどを説明した。

 19年3月期は、売上高が77億600万円で前期比2・3%増となり、渡邉社長は「後半から自動車向け製品の受注が減少したものの、RFIDタグ用ゴム製品、医療用ゴム製品の受注が好調に推移し、過去最高の売上高を更新した」と述べた。

 一方、利益面は、営業利益が4億8300万円で同13・7%減、経常利益は5億800万円で同13・7%減、当期純利益は3億5200万円で同23・3%減で、「受注予測を見込んだ設備投資や採用等の先行投資を実施したため、費用増加により減益となった」(渡邉社長)。

 主要製品では、車載・照明分野のアサカラーLEDは、昨年末以降に顧客の在庫調整等で受注が減少し、売上減。医療用ゴム製品は、採血用・薬液混注用の新機種の受注が好調。卓球用ラバーは、売上高は前期比微減だが販売は総じて堅調。RFIDタグ用ゴム製品は、海外向け販売が好調で受注が大幅に増加した。

 20年3月期は、第2四半期まで受注減少の影響を受けると予測しながらも、

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