【新年インタビュー】朝日ラバー 渡邉陽一郎社長

2019年01月10日

ゴムタイムス社

朝日ラバー渡邉社長

■ 新年インタビュー

創業50周年に向け、やり切る1年に

朝日ラバー 渡邉陽一郎社長


 

 2020年に創業50周年を迎える朝日ラバー。2020年に向けた3ヵ年中期経営計画「V-2計画」が今年最終年度に入るなか、「まずは計画で掲げた目標をやり切ること」と語る渡邉陽一郎社長に分野別の動向や19年の見通しなどを聞いた。

 ◆18年を振り返って。

 米中貿易摩擦やIoT・AIをツールとする第4次産業革命の到来など、社会環境は大きく、激しく動いた年だった。その中で、当社が将来に向けて歩むべき道はどこなのか「問い」を頂いた年ともいえるが、その変化を新たな取り組みにつなげる好機としたい。

 ◆分野別の需要動向は。

 売上の約6割を占める自動車用ゴム部品は、18年上期は横ばいで推移した。ただ、需要が下がっている実感はなく、下期以降は緩やかに上がる見通しだ。主力製品の自動車内装照明用「ASA COLOR LED」は、引き続き受注が好調で、18年度上期の売上は前年同期比10%増となった。

 売上の約2割を占める医療用ゴム部品は、これまで納入していた製品が新たな製品に切り替わる端境期にあり、18年度上期は横ばいだった。ただ、第4四半期から新製品に切り替わる見込みで、19年は販売増が期待できる。

 また、医療用ゴム部品では、国内外の展示会に積極的に出展した。海外では、18年8月にシンガポールの「メディカルフェアアジア」に初出展したほか、11月にドイツの医療系展示会「COMPAMED」に2年連続で出展した。展示会はお客様からの情報を蓄積する場として非常に有益と感じている。

 ◆好調なRFIDタグゴム製品について。

 ICチップと

 

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