トーヨータイヤの1~12月期 タイヤ事業は増収増益

2019年02月19日

ゴムタイムス社

 トーヨータイヤの12月期の売上高は3932億2000万円で前年同期比2・9%減、営業利益は423億9000万円で同6・4%減、経常利益は383億7900万円で同4・5%減、当期純利益は前105億5300億円、31・8%減となった。

 事業セグメント別では、タイヤ事業の売上高は3416億9400万円(前年度比145億9700万円増、4・5%増)、営業利益は468億7900万円(前年度比8億3200万円増、1・8%増)となった。

 北米市場における市販用タイヤについては、大口径ライトトラック用タイヤとトラック・バス用タイヤの拡販に取り組んだことにより、販売量、売上高ともに前年度を上回った。欧州市場における市販用タイヤでも、市場全体で販売が順調に推移したことにより、販売量、売上高ともに前年度を上回った。

 新車用タイヤにおいては、製品装着車種の販売が好調であったことなどにより、販売量、売上高ともに前年度を上回った。
 国内市販用タイヤにおいては、前年に値上げ前の駆け込み需要の影響があったことにより、販売量は前年度を下回ったが、値上げの効果等により、売上高は前年度並みとなった。

 自動車部品事業の売上高は514億6600万円(前年度比263億9400万円減、33・9%減、事業譲渡による影響額242億6500万円減を含む)となり、事業譲渡及び新製品の収益性の影響などにより、営業損失は45億3700万円(前年度は8億5100万円の損失)となった。防振ゴムの売上高は製品装着車種の増加により前年度を上回ったが、シートクッションの売上高は製品装着車種の減少により前年度を下回った。

 2019年12月期の通期連結業績予想は、売上高が4000億円で同1・7%増、営業利益は400億円で同5・6%減、経常利益は372億円で同3・1%減、当期利益は239億円で同126・5%増を見込んでいる。

 

 

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