メールマガジン
可塑剤|プラスチック添加剤
2020年8月2日 7時
1.概要 可塑剤は、ポリマー分子間に浸透してポリマーの分子間力を弱め、ポリマー分子鎖を動きやすくすることで粘度を低下させ成形加工性を改善したり、ポリマーのガラス転移点を低下し、ポリマーに柔軟性を与える。特に、ポリ塩化ビニルにおいては可塑剤の添加量により自由に柔軟性が制御され、多くの用途に適合させてい……
一般プラスチック用安定剤|プラスチック添加剤
2020年8月1日 7時
1.概要 ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ABS樹脂、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)などのプラスチック用安定剤はほとんどの樹脂で共通のものが使用される。それらをプラスチックの劣化反応に対する抑制機能別に分類するとラジカル連鎖開始阻害剤、ラジカル捕捉剤、過酸化物分離剤に分けられる。 ……
塩ビ用安定剤|プラスチック添加剤
1.概要 塩ビ(PVC)用安定剤は、多くの種類があるがそれぞれの安定剤の相乗効果が大きく、多くの場合用途に応じて適切な安定剤が数種組み合わせて使用され、軟質塩ビ用安定剤は安定剤メーカーによってワンパック化して販売されているものが多い。 2.塩ビ用安定剤の種類など ①熱安定剤とその説明 熱安定剤は塩ビの劣化の……
PA/PP系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ
2020年7月31日 14時
【開発経緯概略】 PAとPPの組合せは、極性が大きく異なり、相溶性の欠如した代表的なポリマー系である。したがって、相溶化剤が重要な役割を果す。PAとPPのポリマーアロイの相溶化剤としては、一般に無水マレイン酸などで酸変性されたPPが用いられる。この系では、ポリアミドの末端基のアミノ基とPP中の酸が反応によりグ……
20年5月プラスチック原材料輸入 数量は8ヵ月連続減少
2020年7月31日 11時
日本プラスチック工業連盟がまとめた5月のプラスチック原材料輸入状況によると、数量は前年同月比15・5%減の23万5092トンで8カ月連続の減少となった。内訳は、熱硬化性樹脂が同26・5%減で1万1941
20年5月のプラスチック原材料生産・出荷 出荷金額は28・2%減少
経済産業省がまとめた5月のプラスチック原材料生産・出荷は、生産が57万8342tで前年比11・5%減、出荷数量が43万4430tで同13・2%減、出荷金額が804億8010万7000円で同28・2%減となった。 生産の約3割を占める塩化ビニル(モノマー)は、生産が17万4671tで同6・4%減、出荷数量が1……
20年5月のプラスチック製品生産品目別消費内訳 フィルム・シートは48・4%
2020年7月30日 17時
経済産業省がまとめた5月のプラスチック製品生産品目別消費量を見ると、再生品プラスチック材料を除いた消費合計は38万3479tとなった。 内訳を見ると、消費量が最も大きいフィルム・シート用が18万5786tで全体の
20年6月の酢ビ・ポバール需給 酢ビは2万8661t
2020年7月30日 13時
酢ビ・ポバール工業会のまとめによると、6月の酢酸ビニルモノマーの出荷は2万8661tで前年同月比46%減となった。用途別に見ると、ポバール用が1万5344tで同55%減、一般用1万462tで同13%減となった。 ポバールの出荷は1万2148tで同26%減。
20年6月のPPフィルム出荷 OPP、CPPともに増加
日本ポリプロピレンフィルム工業会のまとめによると、6月の延伸ポリプロピレン(OPP)の総出荷は1万8403tで前年同月比3・4%増となり前月の減少から増加に転じた。 国内出荷は1万8147tで同4・1%増となり前月の減少から増加に転じた。内訳は、食品用が1万4667tで同7・7%増、繊維・雑貨……
20年5月のエチレン換算輸出入 輸出・輸入ともに減少
経済産業省がまとめた5月のエチレン換算輸出入実績によると、輸出は18万3700tで前年比8・8%減で4ヵ月連続で減少した。 輸入は
20年6月のエチレン用輸入ナフサ 単価は1万8205円/kl
経済産業省がまとめた6月のエチレン用輸入ナフサ通関実績によると、容量は181万3358kl、
20年6月のエチレン生産速報 生産量は41万8500t
経済産業省がまとめた6月のエチレン生産速報は、生産量が
ダウがイオンと締結 カーボンプロジェクト協定
2020年7月30日 11時
ダウは7月29日、同社とイオンが、日本における初のプロジェクトとして「カーボンプロジェクト協定」を締結したと発表した。 同協定に基づき、同社の技術を使った食品の真空スキンパック包装をイオンの商品に採用し、店舗における食品廃棄物のさらなる削減を目指すとともに、食品廃棄物の削減による温室効果ガス(二……
5月の日本銀行物価指数 プラ原材料が0・9ポイント下落
2020年7月29日 13時
日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の5月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で96・1と前月から0・9ポイント下落した。 内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアミド樹脂など7品目が変動なく、
20年5月プラスチック原材料輸出 数量・金額ともに減少
日本プラスチック工業連盟がまとめた5月のプラスチック原材料輸出状況によると、数量は前年同月比4・8%減の29万5355トンで4ヵ月連続の減少となった。 内訳は、熱硬化性樹脂が2万5269トン、熱可塑性樹脂が25万9300トンで、どちらも前年同月比を下回った。 主要品目では、プロピレン重合体と塩化ビ……
プラくずの1~3月 輸出12%減で18万・6t
2020年7月29日 12時
財務省貿易統計によると、プラスチックくず(廃プラスチック)の1~3月輸出は前年同期比12%減の18万6818トンだった。対象7品目の全てにおいて減少している。内訳は、エチレン重合体が23・4%減の3万2211トン、スチレン重合体が9・4%増の3万1286トン、
プラ工連が再生材利用促進へ 事業者にインセンティブを検討
2020年7月29日 11時
日本プラスチック工業連盟(岩田圭一会長、以下プラ工連)は7月に定例会を開き、国内の再生材利用推進に向けての取り組みを説明した。 プラ工連が各種統計などをもとに推計した再生材国内利用量の推移によると、18年度は17年年度比4割増、19年は18年度比2~4増と増加傾向だったが、20年度は19年度から4割減にな……
20年6月のPS生産出荷状況 出荷は5万226tで18%減
2020年7月28日 18時
日本スチレン工業会のまとめによると、2020年6月のポリスチレン(PS)生産は5万1714tで前年同月比6%減、出荷(国内出荷と輸出合計)は5万226tで前年同月比18%減となった。 うち、国内出荷は4万4221tで同24%減となった。 用途別では、包装用は1万9927tで同19%減。 雑貨・産業……
20年6月の主要石油化学製品生産 4品目増加、13品目減少
2020年7月28日 17時
石油化学工業会がまとめた6月の主要石油化学製品の生産実績によると、アセトアルデヒド、スチレンモノマー(SM)、高密度ポリエチレン(HDPE)など4品目が前年と比べ増加した。 一方、ポリプロピレン(PP)、SBR(ソリッド)、MMAモノマー
20年5月のプラスチック製品生産・出荷 出荷は41万3563t
経済産業省がまとめた5月のプラスチック製品生産・出荷は、生産が40万4742tで前年比13・1%減、出荷数量が41万3563tで同13・0%減、出荷金額が2790億6768万2000円で同18・2%減となった。 生産の約4割を占めるフィルムとシートの合計は、生産が18万8653tで同5・1%減、出荷数量が1……
20年5月のプラスチック・ゴム金型生産 生産はプラ・ゴムともに減少
2020年7月28日 13時
日本金型工業会のまとめによると、5月のプラスチック金型の生産は2091組で前年同月比6・0%減で8ヵ月連続で減少し、金額は100億6800万円で同10・7%減で2ヵ月連続で減少した。 ゴム金型の生産は841組で
20年6月のABS樹脂総出荷 総出荷は14ヵ月連続の減少
日本ABS樹脂工業会がまとめた6月のABS樹脂の総出荷は、1万7810tで前年同月比39%減で14ヵ月連続の減少となった。 国内用が1万1683tで同40%減。内訳は、耐候用が2553tで同41%減、車両用が3893tで同54%減、電気器具が1538tで同36%減、一般機器が1326tで同34%減、建材住宅……
20年5月のABS樹脂総出荷 総出荷は13ヵ月連続の減少
日本ABS樹脂工業会がまとめた5月のABS樹脂の総出荷は、1万5773tで前年同月比43%減で13ヵ月連続の減少となった。 国内用が1万640tで同44%減。内訳は、耐候用が2363tで同41%減、車両用が3760tで同55%減、電気器具が1561tで同38%減、一般機器が1189tで同34%減、建材住宅部……
20年6月の可塑剤出荷 フタル酸系は18・6%減少
2020年7月27日 18時
可塑剤工業会がまとめた6月のフタル酸系可塑剤の出荷は、1万4098tで前年同月比18・6%減となった。内需が1万3567tで同20・3%減、輸出が531tで同73・5%増となった。 項目別に見るとフタル酸ジオクチル(DOP)が
20年5月のプラスチック加工機械生産 生産・金額とも2桁の減少
2020年7月27日 17時
経済産業省がまとめた5月のプラスチック加工機械生産実績は、総数量が747台で前年比38・3%減、総金額が126億600万円で同22・1%減となった。 プラスチック加工機械の約9割を占める射出成形機(手動式を除く)は、
20年5月のカセイソーダ出荷 総出荷は1・8%の減少
2020年7月27日 15時
日本ソーダ工業会がまとめた5月のカセイソーダ生産・出荷実績によると、総出荷は26万9412tで前年同月比1・8%減となり、前月の増加から減少に転じた。 国内需要は22万1154tで同14・2%減で13ヵ月連続で減少。内訳を見ると、自家消費が7万1675tで同7・5%減、販売が
炭素繊維複合材料の事業拡大 東レ、リリウム社と供給契約
2020年7月27日 11時
東レは7月14日、ドイツのリリウム社と、リリウム社が開発中の「リリウム・ジェット」に使用する炭素繊維複合材料の供給契約を締結したと発表した。 UAM(Urban Air Mobility)は、都市部の交通が抱える渋滞・騒音・大気汚染といった課題の解決に繋がる新交通システムとして期待されており、現……
カーボンリサイクル関連事業 トクヤマ、双日らと研究開発
トクヤマは7月14日、双日とナノミストテクノロジーズと共に、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より、カーボンリサイクルの技術開発・普及を目的とした委託事業「化石燃料排ガスのCO2を微細ミスト技術により回収、CO2を原料とする炭酸塩生成技術の研究開発」に関する事業採択の通知を受けたと発表……
データ駆動型の研究開発強化 日本触媒、DS&I推進室新設
日本触媒は7月21日、事業創出本部の吹田地区研究所内に「データサイエンス&インフォマティクス推進室」(以下、「DS&I推進室」)を6月1日に新設したと発表した。 同社は過去10年に渡り、データサイエンスならびにマテリアルズ・インフォマティクスを独自に運用しており、製法・物性・計測など多角的な研究デ……
三井化学、4年連続で選定 ESG投資指数の構成銘柄に
三井化学は7月21日、世界最大規模の年金基金である年金積立金管理運用(GPIF)が採用するESG投資指数である「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCIジャパンESG セレクト・リーダーズ指数」および「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」の構成銘柄に継続選定されたと発表した……
近赤外光でプラ劣化を診断 産総研が新技術を開発
産業技術総合研究所(以下「産総研」)は7月20日、機能化学研究部門化学材料評価グループの新澤英之主任研究員、水門潤治研究グループ長、古賀舞都研究員、高分子化学グループの萩原英昭研究グループ長、渡邉亮太主任研究員、山根祥吾主任研究員が、近赤外光でプラスチック(ポリプロピレン)の劣化を診断する技術を開……
帝人の炭素繊維中間材料採用 エアバス社A320neoに
2020年7月27日 10時
帝人は7月21日、同社の炭素繊維「テナックス」を使用した中間材料が、エアバス社の主力旅客機である「A320neo」の主翼スポイラーの部材として採用されたと発表した。 今回採用された炭素繊維中間材料は、「テナックスDry Reinforcements Non―Crimp Fabrics」(ノンクリン……
ポリプラを完全子会社化 ダイセル、新事業開発加速へ
ダイセルは7月20日、連結子会社であるポリプラスチックスを完全子会社化したと発表した。同社はポリプラスチックスの発行済株式のうち、米化学大手のセラニーズが子会社を通じて保有する全株式(45%)を約1685億円を投じて取得する契約を締結。ポリプラスチックスの完全子会社化により、新事業の開発や導入などを……
大阪ソーダ人事 (8月1日付)
2020年7月23日 10時
◇大阪ソーダ 〈人事異動〉 (8月1日付) ▽管理本部情報システム部長(管理本部業務システム改革部長)柳本哲弥
エーザイ人事 (7月20日付)
◇エーザイ 〈人事異動〉 (7月20日付) ■グローバル本社 ▽秘書室長〈執行役員〉(〈出向〉エーザイ・インクバイスプレジデントチーフプランニング&ストラテジーオフィサー〈執行役員〉)小阪光生 ▽〈出向〉エーザイ・インクバイスプレジデントコーポレートプランニング〈理事職〉(秘書室長〈理事職〉)吉田恭崇
三菱ケミ、仏企業へ出資 半導体材料開発ベンチャー
2020年7月22日 12時
三菱ケミカルホールディングスは7月20日、米国シリコンバレーに設立したCVC子会社であるダイヤモンド・エッジ・ベンチャーズ(DEV)を通じて、半導体材料開発スタートアップであるaveniに出資したことを発表した。同時に、同社の事業会社である三菱ケミカルがaveniと共同開発契約を締結した。 av……
新素材研究開発でDX推進 帝人が日立製作所と協創開始
帝人は7月20日、新素材の研究開発におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けて、日立製作所との協創を開始すると発表した。 同社は中期経営計画で、イノベーション創出基盤の強化による事業機会創出の加速を掲げている。デジタル技術の活用はその重要施策であり、新素材の研究開発においてもデ……
三井化学が1000万円寄付 令和2年7月豪雨被災地に
三井化学は7月20日、「令和2年7月豪雨」被災者及び被災地の支援のため、日本赤十字社を通じて1000万円を寄付すると発表した。 また、同社は、従業員の給与や賞与から本人希望の金額を控除して社会的な活動をしている団体への寄付基金を積み立てる「ちびっとワンコイン」からも、中央共同募金会のボランティア……
三洋化成子会社が実証試験 全樹脂電池搭載の無人潜水機
三洋化成工業は7月20日、関係会社のAPBが、次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」を、川崎重工の開発する自律型無人潜水機(Autonomous Underwater Vehicle「AUV」)に搭載し、本実証試験を開始したと発表した。 AUVは潜水船関連技術を応用し、海中設備の保守・点検を行……
ポリカーボネート樹脂値上げ 帝人、8月1日出荷分より
2020年7月22日 11時
帝人は7月20日、8月1日出荷分よりポリカーボネート樹脂の販売価格を改定すると発表した。 対象製品は、ポリカーボネート樹脂の「パンライト」と、ポリカーボネート系アロイ樹脂の「マルチロン」で、改定幅は国内が50円/kg以上、海外が0.5USD/kg以上となる。 現在、ポリカーボネート樹脂の主原……
20年6月の発泡スチレンシート出荷 合計は9840t
2020年7月21日 17時
発泡スチレンシート工業会のまとめによると、6月の発泡スチレンシートペーパー(PSP)の総出荷量は9840tで前年同月比15・5%増で4ヵ月連続で増加した。 出荷の内訳は、生鮮食品包装用トレーをはじめとしたトレー反が4800tで同22・4%増で4ヵ月連続で増加し、弁当容器などの一般反は2240tで同1……
20年4月のABS樹脂総出荷 総出荷は12ヵ月連続の減少
2020年7月21日 16時
日本ABS樹脂工業会がまとめた4月のABS樹脂の総出荷は、2万3413tで前年同月比22%減で12ヵ月連続の減少となった。 国内用が1万6865tで同18%減。内訳は、耐候用が3691tで同24%減、車両用が6431tで同28%減、電気器具が2404tで同8%減、一般機器が1826tで同5%減、建材住宅……
20年4月のプラスチック・ゴム加工機械輸出入 総輸出金額は93億円
2020年7月21日 15時
日本プラスチック機械工業会がまとめた4月のプラスチック・ゴム加工機械輸出入実績によると、輸出台数の合計は815台、輸出金額の合計は93億1161万7000円だった。その内、最も金額が大きい射出成形機は75億5534万2000円で輸出金額全体の約8割を占めた。 一方、輸入台数の合計は164台、輸入金……
20年5月のSM生産出荷状況 国内出荷は前年同月比9%減
2020年7月21日 14時
日本スチレン工業会のまとめによると、スチレンモノマー(SM)の2020年5月の生産は17万1321tで前年同月9%増、出荷合計は16万410tで同2%増となった。 このうち、国内出荷は10万2256tで同9%減となった。 用途別では、主力のPS向け(GP/HI)は5万5080tで同15%増となった。A……
20年5月の酢ビ・ポバール需給 酢ビは4万477t
酢ビ・ポバール工業会のまとめによると、5月の酢酸ビニルモノマーの出荷は4万477tで前年同月比22%減となった。用途別に見ると、ポバール用が2万8365tで同22%減、一般用7242tで同15%減となった。 ポバールの出荷は1万1558tで同30%減。
20年5月のPOフィルム出荷状況 合計は13・1%の減少
日本ポリオレフィンフィルム工業組合のまとめによると、5月のポリオレフィン系インフレーションフィルム(POF)は3万2971tで前年同月比13・1%減少となり5ヵ月連続で減少した。 低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムは、2万2401tで同10・8%減となり前月の増加から減少に転じた。 高密度ポリ……
ポリメチルペンテン(PMP)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ)
2020年7月19日 7時
【開発経緯概略】ポリメチルペンテンは、4-メチルペンテン-1をチーグラー触媒で重合したものであり、立体規則性の優れた結晶性ポリマーである。イギリスのICIが開発し、全事業を三井石油化学(現在の三井化学)に売却したので、現在同社が世界唯一の製造販売会社である。この樹脂は、嵩高い側鎖を持つため結晶部と非晶部……
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ)
2020年7月18日 7時
【開発経緯概略】ケトン系樹脂は、カルボニル基とエーテル基が連結した芳香族系ポリマーである。ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)は、イギリスのICI社で1980年代に開発された。PEEKは、ジハロゲノベンゾフェノンとハイドロキノンとの重縮合系のポリマーである。 【性質、加工、その特徴】① ガラス転移温度143℃、融点33……
ポリフェニレンサルファイド(PPS)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ)
2020年7月17日 7時
【開発経緯概略】パラジクロルベンゼンと硫化アルカリを高温・高圧下で反応させて得られる耐熱性の非常に優れた結晶性スーパーエンプラである。PPSの商業生産を開始した会社はアメリカのフィリップス石油社で、1973年である。重合方法により、架橋タイプ、半架橋タイプ、直鎖タイプに分けられる。 【性質、加工、その特徴……
昭和電工、機能性モノマー 日本接着学会技術賞受賞
2020年7月16日 10時
昭和電工は7月13日、6月に日本接着学会より「2020年度第42回日本接着学会技術賞」を受賞したと発表した。同社の「イソシアネートモノマーと粘接着・塗料分野の応用」が、粘接着剤・塗料業界における樹脂のデザイン・機能の向上を実現し、業界に貢献したことが評価された。 受賞対象である「カレンズ」イソシア……
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分子シミュレーションの基礎と高分子材料設計への活用 開催日: 2026年1月23日
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リチウムイオン電池とバインダを理解する 次世代電池への展望と対応まで 開催日: 2026年1月28日
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シリコーンゴムの基本知識と加工技術と応用例 開催日: 2026年1月29日
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バイオプラスチックの最新動向とバイオリファイナリーの現状と将来展望 開催日: 2026年1月30日
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ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド 開催日: 2026年2月5日
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ポリウレタンの高機能化と劣化対策 開催日: 2026年2月6日
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プラスチックリサイクルの最新技術動向と将来展望 開催日: 2026年2月12日
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ゴム・タイヤの実践的FEM解析手法を学ぶ 開催日: 2026年2月13日
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分子シミュレーションの基礎と高分子材料開発の効率化への展開 開催日: 2026年2月17日
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ゴム配合・成形加工のトラブル原因追及と解決の勘所 開催日: 2026年2月19日
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リチウムイオン電池電極の間欠塗工・乾燥・スラリー分散技術 開催日: 2026年2月20日
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ポリオレフィン系エラストマー・プラストマーを使ったポリプロピレンの改質の勘所 開催日: 2026年2月26日
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高分子フィルムを用いたフィルムコンデンサの信頼性評価と工程監査の勘所 開催日: 2026年2月27日
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弾性樹脂の基礎科学と加工特性 開催日: 2026年3月5日
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ゴム・金属の加硫接着技術と不良対策の最新傾向 開催日: 2026年3月6日
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系統的に学ぶ実践 ゴム製品のCAEを利用した設計開発 開催日: 2026年3月12日
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高分子材料の基礎ならびに劣化・破壊原因とその対策 開催日: 2026年3月13日
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高分子のガラス転移とエンタルピーの緩和 -非晶性の高分子フィルムにおける延伸と構造緩和- 開催日: 2026年3月19日
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ゴムの配合設計と混練技術の勘所・加工工程技術のトラブル対策まで 開催日: 2026年3月26日
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特許情報解析と知財戦略の策定 開催日: 2026年3月27日
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