ミシュランは7月10日、ミシュランガイドがおすすめする、東京の14軒の飲食店・レストランを先行公開した。年に1度のセレクション更新に先駆けて、ミシュランガイドおすすめの料理を一足先に楽しめる。店舗詳細は、ミシュランガイド公式ウェブサイト、および公式アプリにNewマークで掲載している。
今年は例年より早く、9月25日(木)に発表される「ミシュランガイド東京2026」を控え、今回の先行公開が発表前最後の紹介となる。
日本料理の「あかさか 割烹 和史/Akasaka Kappo Washi」が食材として着目したのがダチョウ肉。たたき、時雨煮、炭火焼にするなど新たな味を探求する。
フランス料理の「ラ・メゾン・コンフォターブル/La Maison Confortable」はピエール・ガニェールに長年師事。フランス料理界の巨匠から前衛派の感性を受け継ぎ、独創性を発揮する。
寿司の「箱崎町すみと/Hakozakicho Sumito」では、トロの海苔巻を振舞い、赤身、中トロ、大トロと握る。酢飯の温度を変え、抑揚をつけながら魚の持ち味を引き出す。
イタリア料理の「ズッペリア・オステリア・ピティリアーノ/ZUPPERIA OSTERIA PITIGLIANO」では、素朴な味と盛り付けに、イタリアの食文化を映す。一皿を取り分けて楽しむ光景はイタリアの日常と重なる。
日本料理の「寛心/Kanshin」では、最初に数品が供された後、品書きから好きなものを選ぶ。料亭仕込みの料理を自由に楽しみたい。
焼鳥の「新まき/Aramaki」は、焼鳥は部位に応じて地鶏と銘柄鶏を使い分け、前半は塩、後半はタレと徐々に味を濃くする。
インド料理の「ビリヤニ大澤/Biriyani Osawa」のメニューはマトンかチキンを基本とするビリヤニ一種のみ。油を控え、食材の旨みとスパイスの風味を引き立てる。
寿司の「みつい/Mitsui」では、つけ場にかまどを設え、炭床と羽釜の手仕事を見せる。握りは白身、鮪、小肌、海老、うに、穴子が基本の流れ。
イタリア料理の「フィオッキ/Fiocchi」では、仔羊の藁包みは、ピエモンテ州ヴァルド派に伝わる料理。付け合わせのじゃが芋は灰の中で甘みを引き出す。
串揚げの「串揚げ料理 かわた/Kushiage Ryori Kawata」は、さっぱりした植物性油に限り、油切れのよさを求め高温で揚げる。車海老、半熟うずら玉子、豚肩ロースも定番。
寿司の「富士鮨/Fujisushi」では、客の要望に柔軟に応え、つまみも揃い酒も楽しめる。海外からも慕われるように日本一の山を屋号とし裾野を広げる。
イタリア料理の「ラルキミア・アストラッタ/L’ALCHIMIA ASTRATTA」では、パスタの聖地と呼ばれるエミリア=ロマーニャでの経験を生かし、トルテッリやタリオリーニにその腕前を発揮する。
蕎麦の「蕎麦割烹 ながの/Sobakappo Nagano」の蕎麦は、せいろと粗挽きの二種。鰊の旨煮や海老の漬け焼きなど、酒が進む肴が種類豊富。
日本料理の「香下/Koshita」の神代杉のカウンターは恩師から譲り受けた。修業で培った技術を礎に、食材と手法を掛け合わせ個性を打ち出す。














