東レが滋賀に新研究拠点 機能材料研究の本部に

2019年12月13日

ゴムタイムス社

 東レは12月11日、創業の地である滋賀県大津市の滋賀事業場に新たな研究拠点として未来創造研究センターを設立し、同日、開所式を開催したと発表した。開所式にはアカデミアや地元自治体などの関係者約70人が参列した。

 同社は、成長分野・地域における事業拡大をグローバルに推進するため、国内外の生産・販売拠点と連携した研究・技術開発を展開しており、未来創造研究センターは機能材料研究のヘッドクォーターとして同社のグローバル研究を牽引する。

 同センターは、未来創造型研究の中枢として革新材料・デバイス・システムのアイデアを創出する融合研究棟と、そのアイデアを基に試作・評価・実証を推進する実証研究棟の2棟から構成されている。国際会議場、展示・デモエリア、オープンラボなどのイノベーション・ハブ機能を設置することによって、多様な分野のアカデミアや重要パートナーとの交流・連携・技術融合による戦略的オープンイノベーションを促進する。

 同センターでは、同社の研究のDNAである極限追求、技術融合、超継続などを継承しつつ、最先端の技術を活用し、独自の高分子技術によるファインポリマー&ナノファブリケーションや、MIやAI等を駆使したコンピュータ&マテリアルサイエンスの融合により、先端医療、新エネルギー、分離システムなどグリーンイノベーション・ライフイノベーション分野における先端材料・デバイス・システムの創出に取り組むことで研究・技術開発を推進、強化していく。

 開所式典でのあいさつで日覺昭廣社長は、「未来創造研究センターは、気候変動、水不足、資源の枯渇など、地球規模での課題を解決するための拠点として重要な役割を果たしていく。また、国内外の大学や公的研究機関等との共同研究や開発提携を行う協創の場として、世界レベルの質と独創性が高い固有技術を開発してもらいたい」と述べた。

 

開所式の様子

開所式の様子

未来創造研究センター

未来創造研究センター

 

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