発電ステーションに採用 積水化成品の発泡成形体

2019年12月13日

ゴムタイムス社

 積水化成品工業は12月9日、CFRP複合発泡成形体「ST―LAYER」が、NTNの自然エネルギーを活用した発電ステーション「NTNグリーンパワーステーション」の風力発電ブレードに採用されたと発表した。

 ST―LAYERは、高機能発泡体をコア材としたCFRP・GFRP複合発泡成形体で、今回、軽量性と高い強度を認められ採用された。また、この装置を災害時に地域を支える発電ステーションとして、奈良県天理市にあるグループ会社の積水化成品天理に設置し、10月から稼働を開始した。

 ST―LAYERは、コア材に高耐熱・高強度のエンジニアリングプラスチック発泡体「ST―Eleveat」を用いた複合構造体となる。軽量かつ高強度であるためブレードを大型化することが可能となり、高出力化と発電効率向上に寄与している。今回の事例は、ST―LAYERのコア材にST―Eleveatを複合させた構造材として初めての採用事例となった。

 設置施設では、風力と太陽光で発電した電力をNTNグリーンパワーステーション内蔵バッテリーに蓄電し、夜間にはLED照明を自動点灯する。蓄電された電力は非常用電源として外部出力が可能となる。災害により停電している被災地の暗闇を照らす街路灯としても、通信機器がシャットダウンするなど不安定な状況における非常用電源としても、利用できる。また、防犯監視カメラが取りつけられていて、地域の見守りポストの機能も果たしている。

 

ST―LAYER

ST―LAYER

NTNグリーンパワーステーション

NTNグリーンパワーステーション