米クーパー 合併検討に向け総会開催

2013年09月05日

ゴムタイムス社

 米クーパー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは8月30日、米国証券取引委員会に正式委任状説明書を提出し、以前発表したアポロタイヤの子会社との合併について検討と投票を行うことを目的に、9月30日午前10時(米東部時間)に特別株主総会を開催することを決定したと発表した。
 8月30日の営業終了時のクーパーの登録株主が、特別総会で投票する権利を持つ。総会はオハイオ州のジョーンズ・デイ法律事務所で開催される。
 クーパーのRoy Armes会長兼最高経営責任者(CEO)兼社長は「取引の締結に必要な米国と外国の規制当局による承認を得た今、アポロ・タイヤとの合併の完了に向けての新たな一歩を発表できることをうれしく思います。取引の完了時には優れた2つの会社が1つになり、タイヤの製造と販売の世界的リーダー企業が生まれます。合併後の会社は世界最大のタイヤ市場である北米に加え、特に中国やインドなど、急速に成長している地域で包括的な製品とブランドを提供していきます。この取引が完了に向けて前進していることを喜ばしく思います。」と述べている。
 クーパーとアポロは、両社の取締役会による全員一致の承認を受けて6月12日に買収案を発表していた。
 クーパーは乗用車と軽トラックのタイヤの設計、製造、マーケティング、販売を専門とする世界各地のファミリー企業の親会社。同社は中型トラック、オートバイ、レース用タイヤを専門とする合弁会社、関連会社、子会社も保有している。本社はオハイオ州フィンドレーにあり、ファミリー企業を通じて製造、販売、流通、技術、設計施設を世界11ヵ国に置いている。

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