クラレプラ タフテックに新製品

2013年08月27日

ゴムタイムス社

 クラレプラスチックスは23日、軽量・ソフトな不燃シート<タフテック>シリーズにおいて、地震や火災に強い建築部材「防煙垂れ壁」用と「膜天井」用を新たに開発し、発売を開始したと発表した。
 開発の背景としては、東日本大震災で公共施設や大型店舗などの天井崩落被害が多く発生したことを受け、天井空間の安全・安心を求めるニーズが高まっていること、こうした状況を受け、ガラス製防煙垂れ壁、つり天井などを軽くて割れず、落ちても被害の少ない素材に切り替える動きが拡大していることなどが挙げられる。
 同社は国土交通省の不燃材料認定を取得し、2011年より市場展開を進めている高い透過性を備えた<タフテック>クリアタイプに加え、今回、垂れ壁用、膜天井用に好適なマットタイプを開発した。天井崩落防止策や耐震化に向けた財政支援制度が国で検討されており、今後の需要拡大が見込まれる。
 ガラス繊維織物を塩化ビニルフィルムで挟み込んだ複合シートで、国土交通省の不燃材料認定(NM-3096、NM-3533)を取得した。既存のフレームタイプ防煙垂れ壁(ガラス)と比べて、重さは約20分の1である。防煙垂れ壁(ガラス)、つり天井(石膏ボード)の代替となる強度、不燃性を有する。さまざまな形状への加工が可能で、意匠性の高い建造物にも対応。また、表面がマット仕上げのため照明の光を拡散し、明るい空間を作り出すので省エネ対策にも好適だ。防煙垂れ壁用は、地震による建物の変形にも強く、ガラスのように割れる心配がない。膜天井用は、天井裏からの落下物を受け止めるマットの役割を果たす。
 用途例としては、防煙垂れ壁は、駅、大型店舗(スーパー、家電量販店、ホームセンター)、オフィス、空港、工場、病院など。膜天井は、大型ショッピングモール、屋内プール、空港、体育館、音楽ホールなど。
 また、従来の「間仕切り・パーテーション」用のクリアタイプに、「防煙垂れ壁」用のマットクリアタイプと「膜天井」用のマットホワイトタイプを加えた新カタログが完成した。「防煙垂れ壁」については、すでに加工・施工メーカーと取り組んでおり、製品販売から施工までの対応も開始している。

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