JASIS 2012が開幕 最新の分析機器と科学機器が一堂に

2012年09月10日

ゴムタイムス社

 最新の分析機器と科学機器を一堂に集めた「JASIS 2012」が5日~7日の3日間にわたり、千葉の幕張メッセで開催された。
 今回は分析展としては50回目、東京開催の科学機器展としては35回目に当たり、これを記念して分析展/科学機器展の新たな統一名称「JASIS ジャシス=Japan Analytical & Scientific Instruments Showの頭文字」を決定し、第1回目を開催した。この名称には「日本発―From JAPAN」により、世界の科学技術の発展に貢献するという熱い想いが込められている。
 ゴム・樹脂関連企業は次のとおり。

 島津製作所
 環境エネルギーをテーマに新エネルギー、化学、医薬/臨床、食品/環境に分野別のコーナーを分けて製品の展示するブース作りをした。また3日に発売した1秒間に1000万小間の超高速撮影が可能な高速度ビデオカメラ「Hyper Vision HPVーX」も展示した。

 アントンパール・ジャパン
 今年4月に発売したマイクロ波前処理装置のマルチウェーブECO/PROをメインに出品した。マルチウェーブECOは環境サンプルや食品サンプルをはじめ多くのサンプルに対する作業を容易にした。また同製品は運用コストが抑えられるため、高い費用対効果が得られる製品。一方マルチウェーブPROは難分解試料の前処理に優れた反応制御機能を装備している。

 英弘精機
 ブルックフィードシーリーズを中心に出展。
 ブルックフィード粘度計は材料のキャラクタリゼーション(色、密度、安定性、粒子密度、分子量など)の違いを粘度を計測することで手軽に感度よく測定できる製品。同粘度計の精度は±1%以内、再現性は±0・2%以内。よって同じ機種を使って測定を行えば、世界中にどこでも同じ測定結果を得ることが可能になった。

 柴山科学器械製作所
 同社は毛細管式自動粘度測定装置を中心に毎年出展している。同製品は高分子の粘度測定を高精度かつ自動制御で実施するための装置。光センサー使用の高精度測定及びIC化から得られる様々なユーティリティーを提供する。また同製品はすべてオーダーメードであり、ユーザーの要望に細かく対応できるという。

 エスアイアイ・ナノテクノロジー
 「次に生み出す技術」をテーマに操作性・信頼性を訴求させた動的粘弾性測定装置「DMS7100」などをメインに出品。同製品はプラスチックやゴム・エラストマー、または複合材料など、さまざまな高分子材料の力学的特性を分析する装置。「リサージュモニター」を標準搭載することで操作性を訴求した。

 

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