DICの子会社が値上げ 塗料やインキ製品

2024年04月26日

ゴムタイムス社

 DICの子会社であるDICグラフィックスは4月24日、主にパッケージ印刷向けに使用するグラビア・フレキソインキや接着剤製品、食品用金属容器などに使用する塗料やインキ製品について、2024年5月20日納入分より価格改定することを決定したと発表した。
 2023年2月にパッケージ用白色インキ、白色塗料、4月にカラーインキ、接着剤製品、製缶用塗料などの価格改定を表明し実施したが、その後も酸化チタンをはじめとする対象製品の主原料は、粗原料、副資材、製造コストの増加や採算是正を理由とした価格の上昇が続いている。
 加えて、物流業界の2024年問題に伴う物流コストの増加など、今後の事業継続への圧迫要因が続いて発生している。
 同社は様々なコスト削減施策を講じ自助努力による吸収を進めてきたが、これらのコスト増加分を吸収することは極めて困難な状況となる。今後の安定供給と事業継続を図るためには価格改定は避けられないと判断し、このたびの価格改定を決定した。
 対象製品は、グラビア・フレキソインキ、接着剤、製缶用塗料、金属インキ、価格改定幅は、グラビア・フレキソインキ1kg当たり50円以上、接着剤1kg当たり30円以上、製缶用塗料1kg当たり50円以上、金属インキ1kg当たり70円以上、改定時期は、2023年 5月20日 納入分よりとなる。

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