ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 CRの採算是正を実施 付加価値向上を目指す 2018年4月13日 11時 昭和電工の基礎化学品事業部は同社が生産、販売するクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」の採算是正を図るべく需要家との交渉を進めている。 「国内の一部お客様ではグローバル価格との乖離が大きく、付加価値を十分評価されていないお客さまに対して価格是正をお願いしている」(有機製品部エラストマーグルー……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 特殊ゴムの能力増強 新ゼットポール増強、アクリルゴムは新設視野に 2018年4月13日 10時 日本ゼオンのゴム事業部は、重点事業として位置付けている特殊ゴムの生産能力の増強を中計2年目で具体化する。 川崎工場で製造されている、耐熱温度を従来品より20℃上げ高温での圧縮永久歪を改良した新ゼットポール(水添NBR)の乾燥能力を18年度中に約2倍に増強する計画だ。新ゼットポールは、フッ素ゴム等の代……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 三井化学 差別化EPTを量産化 アクリル、シリコーン代替で 2018年4月13日 10時 三井化学のエラストマー事業部は競合メーカーの相次ぐプラント建設で販売競争が激化する中、同社が開発したEPT(エチレン・プロピレン・ジ エン共重合ゴム)の差別化商品の拡販により、市況の大きな下落の影響を受けない事業体質を構築する方針だ。 同社が開発した超耐熱性グレード「メタロセンVNB―EPT」及……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 早期能増に慎重な構え CR、CSMともに需要拡大 2018年4月13日 10時 東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループが製造販売するクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」は内外の旺盛な需要に支えられ同社南陽事業所(年産3万4000t)でのフル生産、フル販売が継続、需給タイトが続いている。 「日系メーカーを中心に受注し、新規はお断りするしかない」(ポリマー事業部機能性ポ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 住友化学 サウジ工場 商業生産開始 EPDM 千葉工場はフル稼働 2018年4月13日 10時 住友化学がサウジアラビアでサウジアラムコ社と進めていた石油精製と石油化学の統合コンプレックス「ペトロラービグ」のEPDM新プラント(年産7万t)が先に完成、試運転を経てサンプル出荷を開始しており、18年度中に商業生産を開始する。 「出荷できるサンプルを作りつつあり、必要な段取りが終わったら順次商……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 S-SBR 各社生産能力増強へ 2018年4月13日 10時 世界的な環境規制強化で 合成ゴム工業会がまとめた2018年1月の合成ゴム生産量は、合計14万9597tで前年同月比2・5%増となり、6ヵ月連続で増加、昨年下期以降から堅調な伸びが続いている。各種合成ゴムの需要動向及び各社の現況をレポートする。 2017年の合成ゴム生産実績は162万705tで前……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 マレーシア工場がフル稼働 能増後、第5拠点の建設視野に 2018年4月13日 10時 宇部興産の合成ゴム事業部が製造、販売するBR(ブタジエンラバー)は、旺盛なタイヤ需要に支えられ、世界4拠点ともに販売数量が好調に伸びている。 マレーシアの合弁会社「LUSR」(年産5万t)は、タイの「TSL」からアジアや他の国に出荷していた製品のマレーシア工場への置き代えも含め、タイヤメーカーの……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 新設含め能力増強を検討中 インド、中国での需要が拡大 2017年10月20日 9時 東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループが製造販売するクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」は前年後半から引き続く需要増で同社南陽事業所(年産3万4000t)でのフル生産、フル販売が続いている。 需給タイトが続く中、同社では大きな設備投資は費用負担も大きく、簡単ではないとしながらも、「CRの……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 S-SBR 供給体制の拡充進む 第5世代製品でトップシェア維持 2017年10月20日 9時 旭化成は需要拡大が続く低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム「S―SBR」のシンガポール工場の生産能力を年3万t増強することとし、2019年1月の稼働をめざしこのほど建設に着手した。 これによりシンガポール工場は2系列で合計13万t/年となり、国内の川崎工場10万5000t、大分工場3万5……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ CRの高機能化を推進 特殊ゴム「デンカER(R)」を能増 2017年10月20日 9時 デンカのエラストマー部が事業展開している合成ゴムCR(クロロプレンゴム)「デンカクロロプレン®」及びアクリル系特殊合成ゴム「デンカER®」の需要は共に好調で販売も前年同期を上回っている。 CRは、国内のアセチレン法による青海工場(年産10万t)とブタジエン法による米国DPE社のポンチャートレイン工……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 大阪ソーダ アクリルゴムを本格販売 「ラクレスター」松山工場で量産化 2017年10月20日 9時 大阪ソーダは自社で開発した特殊合成ゴム(アクリルゴム(ACM))「ラクレスター」の製造・販売を本年4月から開始した。松山工場での量産設備の稼働を機に本格販売を開始した。設備投資額は約13億円。 このアクリルゴム「ラクレスター」はフッ素ゴム(FKM)、シリコーンゴム(VMQ)に次ぐ耐熱性(150度C……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 特殊ゴムの海外事業強化 S-SBR 新会社での技術シナジーに期待 2017年10月13日 13時 日本ゼオンのゴム事業部では、低燃費タイヤ向けの溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)と水添NBR、アクリルゴムなどの特殊ゴムを重点事業として位置付け、これら事業領域の拡大を図っている。 S―SBRについては、住友化学と合弁で設立した新会社「ZSエラストマー」(ZSE)が本年4月から営業を開……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 JSR S-SBR 製販一体の拡販が奏功 第5世代でEU規制需要取り込み 2017年10月13日 13時 JSRが新中期経営計画「JSR 20i9」で成長事業として位置付け、タイヤ材料技術開発センター、石化事業部タイヤ材料部、SSBR事業推進部が一体となって事業の拡充・強化を図っている低燃費タイヤ向けS―SBRについては、「ハイエンドの追求とミドルレンジの拡販により順調に販売を伸ばしており、第1四半期……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 三井化学 国内、中国工場は高稼働を維持 差別化商品で事業基盤強化 2017年10月13日 13時 三井化学のEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)は、ウェザーストリップや各種ホース類などの自動車部品(7割)を中心に使われているほか、一般工業向け(3割)としてOAロールや建材などでも使用されている。 今上期の需給動向については、自動車生産の増加に支えられ、国内市原工場(年産9万500……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 住友化学 EPDM事業を拡大・強化 サウジ工場 18年から本格生産 2017年10月13日 13時 住友化学がサウジアラビアでサウジアラムコ社と進めていた石油精製と石油化学の統合コンプレックス「ラービグ第2期計画」でのEPDM新プラント(年産7万t、TPO1万t)がこのほど完成、現在、機器確認と試運転を開始しておりサンプル出荷を経て、2018年から本格生産を開始する。 エタンガスを主原料とす……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 エコタイヤ向けVCRが拡大 世界4拠点で高稼働を維持 2017年10月13日 13時 宇部興産の合成ゴム事業は、タイヤ用途を中心に出荷が堅調推移、原料ブタジエン価格の上昇に伴う販売価格の上昇もあり増収となった。 足元のBR需給動向については、世界的に旺盛なタイヤ需要に支えられ、世界4拠点ともに高稼働を維持している。 国内販売はタイヤ向けの共同開発製品や建設機械タイヤの需要が堅調……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 川崎事業所のフル稼働続く デボトルでの能力増強も検討へ 2017年10月13日 13時 昭和電工の2017年12月期第2四半期決算における基礎化学品事業部のクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」は春先に実施した価格改定に加え、米国向け等輸出が堅調に推移したことで増収となった。CRの需要は引き続き旺盛で、川崎事業所(年産2万3000t)でのフル生産、フル販売が継続している。未販売エリ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 特集概要 タイヤ向け回復、工業用が牽引 特殊ゴムの販売競争激化 2017年10月13日 12時 合成ゴムの生産、出荷量が自動車タイヤ生産及び工業用ゴム製品の出荷増により年初から堅調な伸びを見せている。 合成ゴム工業会が先にまとめた1~6月(上期)の合成ゴム品種別生産実績によると、合成ゴム生産は2月以降、5カ月連続で前年同月実績を上回り、全体で79万6234t、前年同期比3・1%増となり、昨年……
ゴムタイムス社 合成ゴムの種類と用途|合成ゴムの基礎知識 2017年8月9日 13時 合成ゴムの原料 ~合成ゴムは石油から作られる~ 合成ゴムはナフサを分解してできる、エチレン、プロピレン、ブタジエンなどの石油化学基礎製品から作られる石油化学誘導品の一つ。天然ゴム(NR)に対して、人工的に合成されたゴム状物質あるいはゴム弾性体、およびそれらの原料である合成高分子化合物の総称を言う。……
ゴムタイムス社 天然ゴムと合成ゴム需給|合成ゴムの基礎知識 2017年7月23日 15時 新ゴム消費量 日本は世界第4位にダウン 自動車タイヤ、各種産業用ゴム製品(ベルト、ホース、自動車用部品)、医療用製品などのゴム製品を作る原料には、天然ゴムと合成ゴムが使用されれる。合成ゴムはナフサを分解してできる、エチレン、プロピレン、ブタジエンなどの石油化学基礎製品から作られる石油化学誘導品……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】 三井化学 市原、中国プラントがフル稼働 2017年4月10日 7時 三井化学のエラストマー事業部はEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)の高機能グレード品である超耐熱性グレード「メタロセンVNB―EPT」や低温特性に優れたグレード「メタロセンEBT」の差別化商品の販売拡大に注力する。 「昨年下期からEPTの出荷は極めて好調」(水川修一エラストマー事業部……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】JSR S-SBR 製販一体で拡販 2017年4月10日 7時 JSRは需給バランスの変動を起因とした原料ブタジエン価格の急騰、円安進行・原油高を背景とした国産ナフサ関連原料の価格上昇に対応するため、各種合成ゴム製品の値上げを2月1日納入分から実施した。 一方、同社の低燃費タイヤ向けS―SBR(溶液重合SBR)は、順調に販売を伸ばしており、「市場成長7%前後……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】日本ゼオン S―SBR新会社で拡販へ 2017年4月10日 7時 日本ゼオンが住友化学と合弁で設立した溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)の新会社「ZSエラストマー(ZSE)」が4月3日から営業を開始した。 新会社は両社のS―SBR事業の販売と研究開発を行う。資本金は4億5000万円。出資比率は日本ゼオンが60%、住友化学が40%。 両社の技術面でのシナ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】住友化学 EPDM サウジ工場が今年中に稼働 2017年4月10日 6時 住友化学は日本ゼオンとのS―SBR(ソリューションSBR)事業の合弁子会社「ZSエラストマー(ZSE)」に同社のS―SBR製品の販売、研究開発機能を4月から移管した。 両社の持つ技術力を持ち寄り、S―SBR製品のプロセス、変成技術などでのシナジー効果に期待。S―SBR事業の優位性を保ち、同事業の拡販……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】旭化成 シンガポールでの能増検討 2017年4月10日 6時 国内、海外ともにフル稼働 第5世代製品を開発中 旭化成はナフサやブタジエン、スチレンモノマーなどの市況上昇を受け、同社のBR、SBR(油展・非油展、ジエン・タフデン・アサプレン)製品を3月15日出荷分から値上げした。値上げ幅はBRが110円/kg以上、SBR(油展)が65円/kg以上、SBR(非油……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】宇部興産 BR需給がタイト化へ 2017年4月10日 6時 中国市場の需要が回復 宇部興産はマレーシアのBR(ブタジエンゴム)合弁会社「ロッテ・ウベ・シンセティックラバー(LUSR)」(年産5万t)の本年末のフル稼働を目指し、17年中に意思決定、中計の18年度中に2万2000t増の設備設置を行なう計画でいる。 同社のBR国内販売はタイヤ向けの共同開発製品や……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】東ソー ベルト向け高耐久性グレード開発 2017年4月10日 6時 東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループはクロロプレンゴム(スカイプレン)全品種の価格を、3月1日出荷分から40円/kg値上げした。 昨今のブタジエン価格の高騰は、自助努力の限界を超えており、事業採算の確保は極めて困難な状況となったとし、今後の安定生産・安定供給製品を継続するためにも、値上げに踏……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】昭和電工 CR価格改定は喫緊課題 2017年4月10日 6時 昭和電工は昨年秋頃からのブタジエンを主とした原燃料価格の上昇に対応、同社のクロロプレンゴム(ショウプレン)全品種の国内販売価格を3月1日出荷分から42円/kg以上、値上げした。 今後とも製品の安定供給を維持していくためには、自助努力によるコスト削減に加えて、顧客にコストアップ分の一部の負担を依頼……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】デンカ グローバルに価格修正 2017年4月10日 6時 デンカはCR(クロロプレンゴム)の国内向け価格を、3月21日出荷分から40円/kg以上の値上げを発表し、需要家と交渉を行なっている。海外市場でも安定供給と事業継続のため、昨年、10月1日から450ドル以上/t、400ユーロ以上/tの値上げを実施しているが、昨年末からは市況、コスト上昇分に見合う更なる価……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】大阪ソーダ ヒドリンゴムを値上げ 2017年4月10日 6時 耐熱、耐候性で自動車用途拡販 大阪ソーダの機能材事業部は、原料市況の上昇に対応、エピクロルヒドリンゴム「エピクロマー」を2017年4月1日出荷分から30円/kg値上げした。 同社では、原燃料価格の高騰に対し
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】ブタジエン高騰で相次ぎ値上げ 2017年4月10日 6時 EPDM、CRの販売増加 S-SBR ゼオン・住化が新会社 合成ゴム各社の製品価格の値上げが相次いでいる。需給バランスの変動を起因とした原料ブタジエン価格の急騰、円安進行・原油高を背景とした国産ナフサ関連原料の価格上昇に対応するため合成ゴム各社が値上げに踏み切った。 合成ゴムの製品価格改定に……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】JSR タイヤ材料開発センターでS―SBR事業を積極推進 2016年10月17日 7時 JSRは本年6月にS―SBR(溶液重合SBR)事業を強化・拡充するため、石化事業部内にSSBR事業推進部を、四日市工場にタイヤ材料技術開発センターを新設するなどの組織改正を実施した。TPE部の機能をタイヤ材料部および機能性エラストマー部に移管した。 S―SBRを中心とするタイヤ向けゴム材料は、……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】三井化学 機能性EPT2品を本格販売 2016年10月17日 7時 三井化学の合成ゴム事業は、EPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)を主体に展開。生産拠点は国内市原工場(2系列年産合計9万5000t)と、中国シノペック社とのJVである上海中石化三井弾性体有限公司(SSME、同7万5000t)の2拠点。国産品はグローバルに、SSME品は中国を中心に供給を……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】旭化成 国内、海外3拠点で能増 2016年10月17日 7時 旭化成は同社の高機能ポリマー事業本部で省燃費型高性能タイヤ用スチレンブタジエン(S―SBR)及びBRの合成ゴム事業を展開している。同社のS-SBRは連続重合工法による耐摩耗性やグリップ性などをバランス良く達成。同業他社とは異なるプロセス、アプローチ面での優位性を活かし、変性効果をさらに高めた高性……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】昭和電工 需要根強くほぼフル稼働に 2016年10月17日 7時 昭和電工のクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」の2016年度12月期上半期の需要動向は、春先からの根強さが継続しており、製造プラントはほぼフル稼働で操業している。 同社の総出荷の8割を占める輸出は、アジア・欧州向けが横ばい、米国向けは伸びている。米国市場では販売員の増強に加え、各種展示会への……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】宇部興産 マレーシア能増は来年意思決定 2016年10月17日 7時 宇部興産の合成ゴム事業は、コバルト触媒で重合するハイシスBRの製造・販売が中心。標準グレードの「UBEPOL BR150」の他、省燃費性などの物性に優れた「同BR150L」や、省燃費性に加え軽量化・薄肉化が特長の「同VCR」など、高機能グレードをラインナップする。 BRの主な需要先は自動車用タ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】大阪ソーダ 海外事業のさらなる拡大へ 2016年10月17日 7時 大阪ソーダ(佐藤存社長、大阪市西区)は、各種自動車部品に欠かせない世界トップシェアの特殊ゴム「エピクロルヒドリンゴム」を中心に、合成ゴム事業を展開している。 同社のエピクロルヒドリンゴムは、独自に開発したプロセスで生産され、耐熱性・耐油性・低温特性などの物性バランスに優れていることが特長。 そ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】デンカ 海外市場でCRを値上げ 2016年10月17日 7時 昨年100周年を迎えたデンカは、次の100年に向けグローバルでの生産体制の構築を進めている。 クロロプレンゴム(CR)事業については、昨年11月、三井物産との共同出資で米国に設立したDPE社が、デュポン社のCR事業を買収し、ルイジアナ州のポンチャートレイン工場、国内の青海工場(新潟県糸魚川市)と……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】日本ゼオン S―SBR 18万t体制に 2016年10月17日 7時 日本ゼオンは先に住友化学と溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)事業の統合に向けた検討を開始することで基本合意、統合効果の調査・検討を経て、12月末に最終契約を締結する予定だ。計画では両社の子会社を含めたS―SBR事業の合弁会社を設立、新会社の営業開始を来年4月としている。 S―SBR事業で……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】大阪ソーダ 中国、タイで販売会社統合 2016年5月16日 8時 ㈱大阪ソーダ(佐藤存社長、大阪市西区)は現在推進中の中期経営計画「NEXT FRONTIER-100」で創業事業であるクロール・アルカリ事業をベースに合成ゴム、合成樹脂、医薬品関連、エネルギー・環境等の事業再構築・再強化を進めている。 合成ゴム事業ではエピクロルヒドリンを主原料とした「エピクロ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】日本ゼオン 第2期プラントが完工 2016年5月16日 7時 日本ゼオンはシンガポールの溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S-SBR)の製造プラント(年産3万5000t)の第1期に続き、第2期の建設を進めていたがこのほど完成、4月6日、現地で竣工式が行なわれた。第2期の生産量は3万5000t、第1期の3万5000tと合わせ、合計7万t体制となる。 同社では今後……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】旭化成 S-SBRは順調に拡大 2016年5月16日 7時 旭化成は4月1日付けて旭化成ケミカルズなど子会社 を吸収合併した。併せて高機能ポリマー事業本部を立ち上げ、合成ゴムについてはその一事業部として事業を行っていくことになった。 同社の15年度の合成ゴム事業は「景況感としては良くないが、ボリュームとしては当初思い描いていた通り、市場を上回る伸びを達成で……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】三井化学 超耐熱・耐寒グレードを開発 2016年5月16日 7時 三井化学(淡輪敏社長、東京都港区)のエラストマー事業部はEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)の新グレードとして、超耐熱性グレード「メタロセンVNBーEPT」(アクリルゴム代替)と、超耐寒性グレード「メタロセンEBT」(シリコーンゴム代替)の2種を開発、顧客でのサンプル評価も順調で、本……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】生産上向くも出荷ダウン 2016年5月2日 7時 S─SBR 需要拡大も成長率鈍化 合成ゴムを取り巻く需要環境が大きく変化してきた。主力需要先であるタイヤ生産はじめ各種工業用ゴム製品の需要ダウン、供給過剰や販売競争激化に伴う海外市況の軟化に加え、年初からの為替円高により合成ゴム事業の更なる収益圧迫が懸念される。合成ゴム各社の現況を追った。 合成……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】東ソー 接着剤用途拡販に注力 2016年5月1日 10時 東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)のポリマー事業部・合成ゴムグループは、クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」および、クロロスルホン化ポリエチレン「TOSO-CSM®」を手がけている。 15年度のCR需要はグローバルでも微減で推移。同社でも特に南米では自動車減産の影響や接着剤低迷で需要が落ち込……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】昭和電工 米市場での拡販を継続 2016年5月1日 10時 昭和電工㈱(東京都港区、市川秀夫社長)の2015年12月期におけるクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」事業は為替円安、主原料価格安定、さらに米国市場での出荷増が寄与し増収となった。 総出荷の8割を占める輸出は、アジア、欧州向けがほぼ横ばいで推移したものの、関税が撤廃された米国市場では、販売人……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】デンカ 米DPE社がCR事業を開始 2016年4月30日 10時 デンカのエラストマー・機能樹脂部門におけるクロロプレンゴム(CR)事業について、同社安藤栄一郎エラストマー部長は「国内自動車生産が低調の上、世界的な資源産業の落ち込みにより、鉱山用ベルト、建設機械用高圧ホース等の需要が減退した影響が大きかった」と述べている。 地域的な需要動向を大まかに見ると、……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】JSR S―SBR販売が2割増 2016年4月30日 10時 S―SBRを中心に合成ゴム事業を展開するJSRは、昨年フル生産に移行したタイ1期(5万t)に続き、今年度中に2期(同)を稼働させる計画だ。さらに欧州でも、ハンガリー(6万t)が昨年末に建設工事を開始し、17~18年に稼働させる予定となっている。 山脇一公・石化事業企画部長によれば、S―SBRのグロー……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】住友化学 耐寒性向上の新グレード 2016年4月29日 10時 住友化学の機能樹脂事業部合成ゴム部では低燃費タイヤ用のS-SBR(ソリューションSBR)の事業拡大を進めているが、このほど欧州向けに耐寒性を更に向上させた冬タイヤ用S-SBRの新製品を開発、本年上期中にも販売を開始する。 同社では、欧州での冬用タイヤの高性能化ニーズに対応、昨年秋
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】宇部興産 マレーシアがフル稼働へ 2016年4月29日 10時 宇部興産の合成ゴム事業では、コバルト触媒で重合するハイシスBRの製造・販売を行っている。 タイヤ用途では「UBEPOL BR150」シリーズを標準グレードとし、同シリーズの「150L」や「UBEPOL VCR」等を差別化商品と位置付けている。150Lはリニアタイプで省燃費性などの物性に優れ、VC……