【合成ゴム特集】大阪ソーダ 海外事業のさらなる拡大へ

2016年10月17日

ゴムタイムス社

 大阪ソーダ(佐藤存社長、大阪市西区)は、各種自動車部品に欠かせない世界トップシェアの特殊ゴム「エピクロルヒドリンゴム」を中心に、合成ゴム事業を展開している。

 同社のエピクロルヒドリンゴムは、独自に開発したプロセスで生産され、耐熱性・耐油性・低温特性などの物性バランスに優れていることが特長。

 その特性を生かし、自動車用燃料系ホースや吸排気系ホースなどの自動車の燃料系周り、OA機器のデジタルカラー複合機などで使われている。

 需要の8割以上が自動車関係で、残り2割のうち最も大きな割合を占めるのがOA機器向けである。また、同製品の8割が輸出向けとなっている。

 自動車向けの足元の需要動向は、国内市場は自動車の生産・販売が前年に比べ減少しているため低調だが、輸出に関しては、欧州系メーカー向けを中心に堅調に推移しており、トータルとしては増加している。ただ円高の影響などより、金額ベースでは前年同期を下回っている。

 国内市場が縮小傾向にある中で、同社が現在、

「エピクロマー」の自動車用途例

「エピクロマー」の自動車用途例

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