【合成ゴム特集】デンカ 海外市場でCRを値上げ

2016年10月17日

ゴムタイムス社

 昨年100周年を迎えたデンカは、次の100年に向けグローバルでの生産体制の構築を進めている。

 クロロプレンゴム(CR)事業については、昨年11月、三井物産との共同出資で米国に設立したDPE社が、デュポン社のCR事業を買収し、ルイジアナ州のポンチャートレイン工場、国内の青海工場(新潟県糸魚川市)とともに2拠点体制となった。

 ポンチャートレイン工場はブタジエン法によりCRを生産しており、アセチレン法の青海工場と製法が異なる。同社では当面、両ブランドを生かし、各事業基盤を強固にした上で、最大のシナジー効果を発揮する体制を構築する方針だ。

 同社CRの足元の需要動向は、

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