住友ゴム 南アフリカ開所式で110億円の投資計画を発表

2014年10月10日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は10月9日、南アフリカにおけるタイヤ製造・販売拠点であるスミトモラバー サウスアフリカ(SRSA)の新本社開所式を10月2日に実施し、同時に南アフリカ工場における生産能力の増強と品質向上に関する投資計画を発表した。

 同社ではアフリカ地域における生産、販売体制の強化を目的に2013年12月にアポロタイヤ サウスアフリカ社の買収を完了し、その後SRSAとして事業を開始した。

 今回管理・営業部門の強化、業務効率化を目的に、ダーバン市街南部に所在していた本社を市街北部に移転し、10月2日に政府関係者・主要取引先65名を招待し開所式を実施した。

 開所式では池田社長が南アフリカ工場における11億ランド(約110億円)の投資計画を発表した。この投資により、今後工場の生産能力を、現在の9600本/日から高性能タイヤを中心に、2016年に1万2200本/日、2017年には1万4500本/日へと拡大するなど生産能力の増強と品質向上を図り、アフリカ地域におけるタイヤ販売事業を拡大し、住友ゴムグループのグローバル展開を加速させていく。

SRSAは南アフリカ共和国クワズール・ナタール州ダーバンに所在。代表者はRiaz Haffejee氏。主要事業は乗用車、ライトトラック用タイヤの製造・販売、トラック・バス用タイヤの販売。従業員数は約1100名。

 また、同社南アフリカ工場は南アフリカ共和国クワズール・ナタール州レディスミスに所在。敷地面積は31万㎡。生産能力は9600本/日(乗用車、ライトトラック用タイヤ)。

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