東海ゴム メキシコの自動車用防振ゴム子会社で開所式

2014年06月25日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業は6月24日、メキシコの自動車用防振ゴム製造子会社、TRI Anvis México S.A.P.I de C.V.(略称=TRAM)で開所式を開催したと発表した。

 同社グループのメキシコでの自動車用防振ゴム事業については、2012年12月に現地子会社を設立し、日系自動車メーカーの現地生産拠点向けに製品供給を開始した。一方で、2013年5月に子会社化したドイツの自動車用防振ゴムメーカー、Anvis Group GmbH(略称=Anvis社)もメキシコに現地子会社を保有していることから、事業の効率化を図るため、両社を2013年12月に合併しTRAMを発足するとともに、Anvis現地子会社の敷地内で建設中だった新工場を2014年1月に本格稼働した。

 今回実施した開所式では、現地のケレタロ州政府幹部をはじめ、現地自動車メーカー関係者ら約50名が出席して、TRAM発足と新工場稼働を祝した。西村社長は「将来の有望な市場であるメキシコで、高品質な製品の納入を通して、顧客や地域に満足してもらうのがTRAMの使命だ」と強調した。

 TRAMはメキシコ ケレタロ州エルマルケス市ベルナルドキンタナ工業団地に所在。事業内容は自動車用防振ゴムの製造・販売。資本金は4億3900万メキシコペソ(約34億円)で、出資比率はAnvis Netherlands BVが50・5%、東海ゴムが44・5%、TRI America,Inc.が5・0%。従業員数は約450名(2015年度見込み)。売上高は10億3800万メキシコペソ(約81億円、2015年度見込み)、工場面積は敷地が約14400 ㎡、建屋が約8000㎡。

 新工場への投資額は約2億7700万メキシコペソ(約22億円)、生産能力は約3億6000万メキシコペソ(約28億円)。

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