ニュースの焦点 経済成長の「巳年」への期待

2013年01月14日

ゴムタイムス社

 ゴム製品の最大の需要先である自動車産業。日本自動車工業会の発表によると12年度上期の4輪車国内生産は490万台を突破、上半期として平成22年度以来、2年ぶりにプラスとなった。
 完成車メーカー側ではエコカー補助金制度終了に伴う新車販売の減少並びに欧州経済危機による中国市場を巻き込んだ世界規模での景気減速などから、下期の情勢は厳しい見通しを立てている。
 一方、自動車部品メーカーの業績推移をみると、上期は自動車生産の好調に加えてエコカー補助金・減税効果による新車販売増により、売上高は総じて増収となった。収益は営業利益以下全ての項目で大幅な増益となり、部品企業の業績は増収増益が大勢となった。
 昨年末の総選挙により民主党政権から自民党政権に代わり、株価の上昇、円高是正など市場の反応は好感触で上昇気配を示し、第4四半期の結果にも左右されるが、下期以降の停滞感から通期業績予想を下方修正した企業が目立つ。

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