横浜ゴム YOKOHMA史上最高傑作 アイスガード5発表

2012年08月05日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは7月30日、スタッドレスタイヤの新商品「アイスガードiG50」(通称アイスガード5)の発表会を都内ホテルで開催した。

新製品は9月3日から89サイズで順次発売される。 発表会で野地社長は、「新商品は優れた氷上性能の更なる向上に加え、
省燃費性能を高めることを目指した商品です。
 従来品の氷に効く、永く効く、燃費に効くの3つのコンセプトを踏襲しつつ、環境性能を更に向上させた。アイスガード5は企画・開発・販売などに携わる全てのスタッフの心と長年培ってきた高いレベルの技術を思う存分に詰め込んだ商品となっている。
 横浜ゴムが目指す全ての商品には、心と技術が込められていると確信している。これまでの同シリーズで突き詰めてきた氷上性能を、さらに向上させたまさに横浜の最高傑作と呼べる商品が誕生した。
 新商品アイスガード5を自信を持って発表させて頂きたい」と挨拶した。
 続いて、タイヤグローバル製品企画本部長の岸温雄氏が登壇し、「優れた氷上性能のさらなる向上、省燃費性能の追求に加え、さまざまな路面に対応する性能を決して低下させないことを目標にしてきた結果、アイスガードトリプルプラス比で、氷上性能を8%向上させながら、転がり抵抗を5%低減させることができた」と開発目標と達成性能について説明し、「各種性能は世代を重ねるごとに向上し、新商品アイスガード5は非常に高いレベルでバランスが取れた商品となった。これが横浜の最高傑作と自負する所以です」と新製品に自信をみせた。
 氷上性能については「新マイクロ吸水バルーン」と「吸水ホワイトゲル」を新たに採用し、吸水量を従来の「トリプル吸水ゴム」比で約21%向上した「スーパー吸水ゴム」を開発。
 また、氷上性能の向上に主眼をおいた非対称トレッドパターンを新たに採用した。新開発コンパウンド+新開発トレッドパターンの相乗効果により、優れた氷上制動性能をさらに向上させている。
 ブラックアイスバーン、ミラーバーン、信号待ちなどの停車車両からしたたる水のしずくが積み重なり凍結したソロバン路面、圧雪アイスバーン、洗濯板路面、砂雪などさまざまな路面に対応する性能は、アイスガードシリーズのハイレベルな水準を維持している。
 省燃費性能においては、ミニバン専用プレミアム低燃費タイヤ「ブルーアースRV‐01」のサイドプロファイル技術を採用。タイヤサイドの「たわみ」を適正化することによってエネルギーロスを抑え、従来品に比べころがり抵抗を5%低減した。さらに、スタッドレスタイヤに起こりがちな「ふらつき」も抑制され、剛性感を高めている。
 また、矢沢永吉さんの音楽を使用した新TVCMや、ロシアの国民的キャラクター「チェブラーシカ」を用いたキャーペンについても発表された。
 発売サイズは135/80R12 68Q〜245/45R19 98Qの全89サイズで価格はオープンプライス。

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