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ブリヂストン 「CAIS」採用し路面状態を判定

2011年12月05日

ゴムタイムス社


 ㈱ブリヂストンは、2011年9月に発表した「CAIS」コンセプトに基づく路面状態判定技術の実用化に向けた取り組みを、㈱ネクスコ・エンジニアリング北海道と共同で開始した。
 同社のタイヤによる路面状態判定技術は、降雪などによる路面状態の急激な変化をリアルタイムに感知することが可能で、刻々と変わる路面状態に応じたタイヤトレッドの振動の特徴を車載解析装置によって数値化し、現在走っている路面の状態を7つの区分に判定する。
 今回の取り組みは、冬の道路管理業務の効率化を目的としている。降雪地域の高速道路の路面状態を定期的に点検・管理する雪氷巡回車へ路面状態判定装置を搭載し、夜間など視界の悪い状況でも走行しながら路面状態を的確に把握することを可能とした。また、これらの路面情報を道路管理事務所がリアルタイムに共有することにより、更に効率的かつ効果的な雪氷対策作業を可能とし、今まで以上に正確な冬の道路管理が期待できる。従来は、情報をもとに、除雪作業や凍結防止剤散布作業などを実施していた。
 「CAIS」は、タイヤの接地面の情報を収集、解析し、タイヤに新たな価値を提供する将来技術の総称。乗用車が通常走行時に路面状態を連続的に判定する技術を開発した。車両運転時の安心、安全の確保を目的に開発した技術であり、降雪などによる路面状態の急激な変化をリアルタイムに感知することが可能になる。路面状態の判定結果は車内ディスプレイを介して、ドライバーにタイムリーに伝達することができる。
 ブリヂストンは、今回の取り組みにより、路面状態判定精度のさらなる向上や判定システムの耐久性、信頼性の評価を行い、判定装置の製品化を加速させる考え。また、将来的には高速道路だけでなく一般道路にも適用範囲を拡げることや普及が考えられる複数車両間通信による路面情報の共有化など一般乗用車向けシステムについても実用化を目指し、車社会の安全を側面から支援していく。
 ブリヂストンでは「技術の実用化により、危険な路面状態を事前に察知してドライバーへ注意喚起を行うことができるものと考えている。さらに将来は普及が考えられる複数車両間通信による路面情報の共有化も検討し、車社会の安全を側面から支援していきたい」としている。

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