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国蝶オオムラサキが羽化 住友ゴム工業市島工場で

2019年06月18日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は6月17日、同社の市島工場でオオムラサキの羽化が始まったと発表した。オオムラサキは1957年に国蝶に選ばれ、現在は準絶滅危惧種に指定されており、自然環境を測定する目安になる指標昆虫の一つにもなっている。同工場では工場内に建てたケージの中で、2007年からオオムラサキの育成に取り組んでおり、毎年近隣の幼稚園や保育所のお子さんを招待し、観察会を実施している。

 同工場は敷地の約7割が緑地という豊かな自然環境を生かし、さまざまな環境保全活動を行っている。オオムラサキの育成は2007年に幼虫の餌となるエノキの木を種から育てることから始まり、木が1m程度に育った2011年から幼虫をケージに放ち、羽化に成功。育成に際しては、川西市環境審議会専門委員・兵庫丹波オオムラサキの会会長である足立隆昭氏がアドバイザーとして参画し、毎年オオムラサキの美しい姿を観察している。

 同工場では工場内にあるビオトープで、近年は開発などにより数が減り、絶滅危惧種に指定されている日本固有の淡水魚ホトケドジョウなどを育成。神戸市立須磨海浜水族園などの協力のもと、水質・個体調査を実施しながら、保護・生育活動を推進している。

 同社は今後も環境保全や地域との共生を図るため、さまざまな活動を行っていくとしている。

 

羽化したオオムラサキ

羽化したオオムラサキ

過去の観察会のようす

過去の観察会のようす

工場内にあるビオトープ

工場内にあるビオトープ

絶滅危惧種のホトケドジョウ

絶滅危惧種のホトケドジョウ