住友ゴム 41億円追加投資でブラジル工場TB用タイヤ生産を能増

2018年09月20日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は9月20日、安定的に成長を続けるブラジル市場のトラック・バス用タイヤの需要に対応するため、ブラジル工場で2019年3月に稼働予定の同タイヤの生産設備に追加投資を行い、生産能力を増強することを決定したと発表した。

 ブラジル工場はパラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市に所在。脇谷宜典社長を代表者とし、2011年7月に設立した。事業内容は乗用車・ライトトラック用タイヤの製造・販売で、生産能力は1万5000本/日。従業員数は1265名。

 2016年7月に同社は、3億1200万レアル(約84億円)を投資してトラック・バス用タイヤの生産設備を新設し、2019年3月から日産500本の生産能力で稼働開始することを発表したが、今回は1億5300万レアル(約41億円)の追加投資を行い、同年10月には生産能力を日産1000本とすることを決定した。

 ブラジル工場は2013年10月より乗用車・ライトトラック用タイヤを生産している。現在、トラック・バス用タイヤについては輸入販売を行っているが、ブラジルの同タイヤ市場は今後年2―3%程度の成長が見込まれるため、現地生産により安定供給を図るとともに、為替変動リスクの回避により、乗用車・ライトトラック用タイヤと合わせて、ブラジル市場におけるタイヤ販売事業の一層の強化を図る。

ブラジル工場

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