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オートバックスセブンの17年3月期 車内アクセサリーなど不振で減収減益

2017年05月10日

ゴムタイムス社


 オートバックスセブンの2017年3月期連結決算は、売上高が2040億3300万円で前期比2・0%減、営業利益は58億2900万円で同13・0%減、経常利益は71億2000万円で同8・5%減、当期純利益は30億1500万円で同31・0%減となった。

 国内オートバックス事業については、フランチャイズチェン加盟法人店舗を含むオートバックスチェン全業態の売上高は、前期比で既存店1・1%の減少、全店0・2%の減少となった。 国内オートバックスチェンにおけるカー用品販売は、車内アクセサリーとカーナビゲーションの売り上げが年度を通じて厳しい状況だったものの、タイヤやオイル、バッテリーなどの消耗品の売り上げは下期に回復した。

 同社グループでは、注目度の高いドライブレコーダーやカーナビゲーションの新モデルなど の品揃えを強化するとともに、プライベートブランド「AQ.(オートバックス クオリティ.)」の商品ラインアッ プを、車内インテリア中心に追加した。また、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防止する装置 「ペダルの見張り番」の販売が好調に推移した。さらに、冬季商品の需要が拡大することを見込み、販売促 進施策を強化したことにより、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンなどの販売が好調に推移した。

 車検・整備は、車検を受けた顧客向けに提供するサービス「安心3つ星補償」の提供を開始し、認知 度を高めるためにテレビコマーシャルを全国規模で実施した。第2四半期までは車検対象の車両台数が少な い厳しい環境だったが、9月以降は増加してきたこともあり、車検実施台数は前期比6・8%増の約64万6000台となった。

 車買取・販売は、車検と同様にテレビコマーシャルを全国規模で実施し、各店舗で買取を強化したことや、 買取専門業態の出店などもあり買取台数が増加し、オートオークションなど中古車販売業者向け販売が伸長した。この結果、総販売台数は同9・9%増の約2万9800台となった。

 国内の出退店は、新規出店が17店舗、業態転換が1店舗、リロケーションが1店舗、退店が15店舗で、昨年3月末の599店舗から2店舗増の601店舗となった。 なお、カーズ加盟店舗は、各店舗で収益性や販売体制などを考慮して退店をした店舗もあり、昨年3月 末の480店舗から468店舗に減少した。

 海外事業は、フランスで利益の改善を図る一方、アセアン地域を中心に将来の収益の柱とするため事業拡大を進 めいる。主要国の状況としては、フランスは一昨年9月に発生したテロ事件以降、厳しい事業環境だったが、年度の後半から緩和傾向となった。このような状況の下、ECサイトを強化し、タイ ヤ販売をきっかけにサービス売り上げの比率を高めることにより、粗利率の向上と経費の削減にも努めたものの、売上の減 少に伴い、前期比で営業利益が減少した。

 タイは、小規模店舗で周辺地域のユーザーのメンテナン ス需要を取り込むモデルを引き続き目指しており、2店舗の新店、1店舗の移転による出店を行った。マレーシ アは前年度出店した店舗で、メンテナンスサービス中心に業態の実験を進めている。シンガポールは 店舗の改装や不採算店の閉店を行うとともに、販促施策を積極的に実施したこともあり、収益が堅調に推移し た。インドネシアでは、現地ユーザーのニーズに応える業態として3店舗を出店した。

 海外の出退店は、新規出店が7店舗、リロケーションが1店舗、退店が2店舗で、昨年3月末の33 店舗から38店舗になった。

 新規事業は、輸入車ディーラーを運営する子会社で、サービス収入の拡大と昨年度から継続している従業員の育成・目標管理の強化、今年1月のモトーレン栃木の株式譲受に伴い、営業利益 が大幅に改善した。  

 2018年通期の連結業績予想は、売上高が2050億円で前期比0・5%増、営業利益が70億円で同20・1%増、経常利益が75億円で同5・3%増、親会社株主に帰属する純利益が52億円で同72・4%増を見込んでいる。

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