横浜ゴム 掛川市に苗木260本を提供

2018年06月21日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは6月21日、静岡県掛川市の海岸防災林強化事業「掛川モデル」の一環として、5月26日に同市の三俣地内で開催された「市民協働による希望の森づくり 潮騒の杜植樹祭」に、神奈川県平塚市の社会福祉法人進和学園を通して苗木260本を提供したと発表した。

 この事業に同社が苗木を提供するのは今年で4回目。植樹祭には地元自治体や掛川市民をはじめ、同社従業員とその家族57人を含む企業・団体などから約620人が参加し、3000本の苗木を植樹した。

 同社は2012年から海岸線を含む掛川市内各所で植樹活動を行う「希望の森づくり」の企業パートナーとして掛川市に苗木を提供しており、「掛川モデル」はこうした掛川市の活動実績をベースに2015年からスタートした。南海トラフ巨大地震で予想される太平洋沿岸での津波被害を低減させるため、横浜国立大学の宮脇昭名誉教授が提唱するように森の防潮堤を海岸線およそ10キロメートルに約20年かけて築くことを目指している。横浜ゴムはこれまでに累計2135本の苗木を提供している。

 進和学園は、同学園を利用する知的障がいのある人々がどんぐりや木の実から苗木を育て植樹を行う「いのちの森づくり」プロジェクトを実施しており、この活動を通じて障がいのある人々の生きがいの追求と自立支援に取り組んでいる。同社は、同学園と2010年に苗木の提供に関する覚書を締結している。

 同社は2007年から創立100周年にあたる2017年までに、国内外の生産・販売関連拠点で苗木50万本を植樹する「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトに取り組み、昨年9月、計画通りに達成している。

 

植樹祭に参加した従業員

植樹祭に参加した従業員

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