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信越化学の4~6月期 売上高・利益ともに2桁増

2017年07月25日

ゴムタイムス社


 信越化学工業の2018年3月期第1四半期連結決算は、売上高が3362億4200万円で前年同期比11・8%増、営業利益は741億4200万円で同23・5%増、経常利益は770億4000万円で同33・2%増、四半期純利益は537億1000万円で同18・5%増となった。

 塩ビ・化成品事業の塩化ビニルは、米国のシンテック社が増強した生産能力を活かし積極的な販売に努めたことで、北米内外へのさらなる拡販を実現し、業績を大きく伸長させた。

 欧州のシンエツPVC社も、市場の動向を的確に捉え出荷は堅調。国内事業は、販売量を伸ばし好調に推移した。

 この結果、塩ビ・化成品事業の売上高は1135億6300万円で同20・9%増、営業利益は176億4600万円で同33・3%増となった。

 シリコーン事業のシリコーンは、国内では化粧品向けや車載向け、電子機器向けの出荷が堅調に推移した。海外でも、欧米やアジア向けをはじめとする機能製品が総じて好調で、汎用品も販売を伸ばした。

 これにより、シリコーン事業の売上高は99億7800万円で同10・0%増、営業利益が121億7400万円で同18・9%増となった。

 機能性化学品事業のセルロース誘導体は、国内事業では医薬用製品で在庫調整があったが、建材用製品に回復の動きが見られた。欧州のSEタイローズ社は、塗料用製品や建材用製品が総じて堅調に推移した。日本酢ビ・ポバール社は、ポバール製品が堅調な出荷となった。

 これらの結果、機能性化学品事業の売上高は283億800万円で同0・7%減、営業利益は65億2100万円で同3・2%増となった。

 半導体シリコン事業では、半導体シリコンはスマートフォン用をはじめ、民生・産業用や車載用など幅広い分野の需要に支えられ、メモリデバイス向け、ロジックデバイス向けともに高水準の出荷が続いた。結果、売上高は714億7100万円で同14・3%増、営業利益が197億7300万円で同45・0%増となった。

 電子・機能材料事業では、希土類磁石は、ハイブリッド車をはじめとする自動車向けや産業機器向けの販売を大きく伸ばした。フォトレジスト製品は、多層レジスト材料やKrFレジストが伸長するとともに、マスクブランクスも堅調に推移した。光ファイバー用プリフォームやLED用パッケージ材料は堅調な出荷となった。

 以上の結果、売上高が491億7500万円で同4・8%増、営業利益が150億9600万円で同7・8%増となった。

 加工・商事・技術サービス事業では、信越ポリマー社の自動車用入力デバイスや半導体ウエハー関連容器が、好調に推移した。これにより、売上高は237億4500万円で同1・4%増、営業利益が28億9900万円で同7・9%増となった。

 17年3月期決算時点では未定だった通期の連結業績予想は、売上高が1兆3500億円で前期比9・1%増、営業利益は2680億円で同12・3%増、経常利益は2800億円で同15・6%増、純利益は1900億円で同8・0%増の見通しとなった。

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