横浜ゴム 海外販売用高圧ホース2種で「DNV GL」の船級認証を取得

2017年06月12日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは6月9日、海外販売用高圧ホース「SAE100R1S」「SAE100R2S」の2品種で、「DNV GL(ノルウェー・ドイツ船級協会)」の船級認証を取得したと発表した。

 高圧ホースは建設機械、産業機械、船舶や港湾設備向けの油圧機器用に幅広く使用されている。このうち、船舶や港湾設備で使用される高圧ホースは、各国または国際的な船級協会の認証を取得する必要がある。

 このため、すでに米国のSAE規格、欧州のEN規格適合品として建設機械、産業機械向けを中心に海外販売を行っている「SAE100R1S」「SAE100R2S」についても、さらなる市場拡大を狙い「DNV GL」の船級認証を取得した。また今年、海外販売を開始した高圧ホース「バーサトラン」についても、近く「DNV GL」の船級認証を取得する計画で、より一層海外販売を強化する方針。

 横浜ゴムは、日本でも船舶や港湾設備向け高圧ホースの販売を強化している。すでに国内向け主力製品である「レヴェックス(NWP)」「オムニバール(OMB)」は、共に「DNV GL」、NK(日本海事協会)、ABS(アメリカ船級協会)などの船級認証を取得しているほか、船舶、港湾設備での使用に特化した高圧ホースとして「RS210」「RS280」をそれぞれ2014年8月と2016年7月に発売している。

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