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バンドー化学の17年3月期 円高響き減収・営業減益 自動車部品の海外は販売増

2017年05月15日

ゴムタイムス社


 バンドー化学の2017年3月期連結決算は、円高の影響もあり売上高が883億8700万円で前期比5・2%減、営業利益は58億9600万円で同1・1%減、経常利益は65億7100万円で同3・3%増、当期純利益は49億5100万円で同12・9%増となった。

 自動車部品事業については、リブエースなど自動車の補機駆動用伝動ベルト、オートテンショナやバンドースムースカップラーなどの補機駆動用伝動システム製品は、国内で積極的な営業活動や新商材の投入により補修市場への販売が前年並みを維持した。

 しかし、ベルト非装着車種の増加や軽自動車の販売不振などを背景に自動車メーカーへの販売が減少し、国内全体では販売が減少した。

 海外では、アセアン地域で積極的な顧客開拓に注力したことにより、スクーター用変速ベルトの販売が増加した。

 また、タイで自動車生産台数が堅調に推移したことにより、自動車の補機駆動用伝動ベルトと補機駆動用伝動システム製品の販売が増加した。

 これにより、海外全体では現地通貨ベースで販売が増加したが、円高の影響により減収となった。

 これらの結果、自動車部品事業の売上高は403億2000万円で同5・9%減、セグメント利益は徹底した原価低減活動と海外生産拠点の採算改善を推進したが、円高の影響もあり29億3700万円で同11・6%減となった。

 産業資材事業では、一般産業用伝動ベルトは中国とアセアン地域の販売強化により、農業機械用伝動ベルトや産業機械用伝動ベルトの販売が増加した。しかし、国内と米国では設備投資需要が低調に推移した影響を受け、産業機械用伝動ベルトの販売が減少し、全体では販売が減少した。

 運搬ベルトについては、国内・中国・アセアン地域で積極的な顧客開拓を進めたことにより、樹脂コンベヤベルト(サンラインベルト)の販売が伸長したが、収益重視の受注活動によりコンベヤベルトの販売が減少した。

 これにより、産業資材事業の売上高は314億4600万円で同5・0%減となったが、セグメント利益は徹底した原価低減活動と収益性を重視した受注を行ったことなどで19億9100万円で同3・5%増となった。

 高機能エラストマー製品事業に関しては、精密機能部品は主要顧客である国内外のOA機器メーカーの減産の影響により、クリーニングブレード、樹脂部品などの販売が減少した。

 一方、機能フイルム製品は国内で非住宅関連の需要が好調に推移する中、積極的な営業活動を推進したことにより、建築資材用・工業用・医療用フイルムの販売が増加した。

 以上の結果、高機能エラストマー製品事業の売上高は149億1400万円で同4・5%減、セグメント利益は販売減に加え、販売構成の変化などにより2億9400万円で同61・3%減となった。

 ロボット関連デバイス事業などを行っているその他事業は、売上高が25億900万円で同4・6%減、セグメント利益は4億2700万円で同54・9%増となった。

 18年3月期の通期業績予想については、売上高が910億円で同3・0%増、営業利益は60億円で同1・8%増、経常利益は66億円で同0・4%増、当期純利益は49億円で同1・0%減を見込んでいる。

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